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#43 初夏の山歩き

6月の新緑が美しくて、山を歩きたくなった。
早起きして、気持ちよく晴れた朝友人と2人で滝のある山へ車を走らせた。

8時半には登山口に着き、ナップサックを背負って登り始める。

木で作った杖が箱に何本も立っていて、両手に1本ずつ、1人2本借りた。
この杖の役立つこと。
坂道や階段も杖をつくとかなり楽だ。

渓流の横の登山道を登っていく。
岩には柔らかそうな緑の苔がむし、上から流れてくる水は透き通っている。
絵画のような世界に目を奪われて自然の美しさに思わず足が止まり、2人でうっとり。

静かで、滝と水音と鳥の声だけが聞こえる。
マイナスイオンを絵に描いたような空間。

時折曇るが、やっぱり太陽に照らされた緑が輝いてきれいだ。
太陽と緑って最高の組み合わせ。

足元や岩肌から生えた野草も、すべてが生き生きとしている。
豆粒ほどの小さな花も葉も、本当に美しい。
2人で「はあ〜、幸せ」「なんか浄化される」
目に入るすべてがきれいで、気持ちよくて。

同じ年である友人と、仕事のこと、家族のこと、人生楽しもうという話、いろんなおしゃべりをしながらのんびり歩く。



大きな滝に到着し、大きな岩をよいしょっと伝い歩いて滝の真下へ。
見上げると勢いよく落ちてくる滝。滝のあたりは、気温も少し低いようだ。
陽がさすと、まぶしい光の中1本の滝が流れ落ちてくる様子が神々しい。


滝の下の岩場に座っておやつにした。
私たちはとにかくおやつ休憩が多い。これが楽しみだから仕方ない。自分たちのペースでのんびりまったり。
それぞれ手頃な岩に腰かけて、トレーに食べ物を並べた。
水筒に入れて持ってきたカフェオレと、無印良品の生チョコレートケーキ。

トレーは、ニトリで買った「すべりにくいトレー」
前回きた時、食べ物を置くのに岩の上は斜めになって食べづらかったので、とりあえずナップサックにぴったり入るサイズだったので持ってきてみた。
安定が良くて食べるのにストレスなく役立った。

山を歩くのに荷物になるのでは?と思われるかもしれないが、今回はお弁当は持たずに軽食と水筒だけで、あとは財布とハンドタオル、ティッシュ、ビニール袋くらいなのでまだよゆうがあるくらい。


おやつを食べてここでもたくさんのおしゃべりをしてのんびりし、時計を見ると10時半。もうひと踏ん張り、頂上へ上がる道を登っていく。

木漏れ日のさす落ち葉でふかふかした道が楽しい。


杉の木立を道を過ぎ、山の景色もどんどん変化していく。


サワガニにも2匹出会った。
白いカニ。携帯のカメラを向けると岩の陰にかくれる。


頂上でおなかペコペコになり、友人が作ってくれたおにぎりと熱い日本茶で2度目のおやつ。
おにぎりの具は、明太子に青しそ。
これが絶品でうなった。
真ん中に明太子が入っていて、握った三角の外側に青しそでくるんと巻いてあり、それをまた海苔で巻いてあった。青しそがあるとないでは大違いなおいしさ。
明太子との相性も良くて、とてもおいしかった。

ポットから注いでくれた湯気のたつ日本茶も、おにぎりと合っておいしい。
少し涼しい日だったから熱いお茶が嬉しかった。

満足して下山。

ちょうどお昼ごはんの時間で、どこかのお店でランチを食べる予定だったが、おやつでほぼおなかいっぱいになり、山のお店で小腹を満たすものを食べた。

友人はあったかいそば。
私はさつまいもアイスクリームで、そろそろ出始めた体の疲労感を癒す。


素敵な1日だった。
こんなに気持ちよくしてくれる自然の力はすごい。
すばらしい景色に癒され、友人との時間に癒され、おいしい食べ物に癒され、楽しくて楽しくて。



お読みいただき、ありがとうございました(^ω^)


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