見出し画像

#124 おせち料理を楽に楽しく作る

我が家のおせち料理は、
年々手間と時間をかけなくなっている。

結婚してしばらくは大晦日の午後から調理にかかり、
合間で紅白を見たり夕食をはさんで、
年が変わる夜中近くまで作っていた。

お煮しめを作るのに、にんじん、椎茸、ごぼう、れんこん、、と
野菜を1種類ごとに煮ていたので時間がかかっていた。

おせち料理といえば、
何時間もかかってすごく大変だった記憶がある。




ある年、NHKでおせち料理の特集番組をしていた。
レシピを教えているのは平野レミさん。

1時間半で15品作るという。

料理のテンポの良さとレミさんのおもしろさに引き込まれて見ていたが、
あまりの調理の早さと簡単さにやってみる気満々。


その年から、我が家のおせちはレミさんのレシピになった。

簡単で早いのにおいしい。

15品の中から、食べてみたいと思うものから優先に作ってみた。


定番になったのは、

●紅白なます
●フライパンローストビーフ
●マーマレード田作り
●一気煮しめ
●イカの松かさ炒め

これらは毎年作るので手順もなんとなく頭に入り、
楽に簡単に作れるようになった。



番組のレシピをまとめてくれているサイトがこちら⇩



本当にあっという間にできることに毎年驚いている。

紅白なますやローストビーフは、
漬け時間を除いて調理するのはそれぞれ10分かからないくらいだ。

簡単だから作ろうという気になる。


その頃からお重も使わなくなって
作ったものをそれぞれガラスのタッパーに入れ、
食べる時にお皿に盛り合わせるスタイルになった。

日本の伝統的なおせちの形であるお重を使わず簡素化することが
いいのか悪いのかはわからないが、
作るのが億劫でおせち料理を作らない年もあったので
このスタイルになってからは
おせち料理を作って楽しむ気持ちが生まれた。


お雑煮は毎年入れる実が変わるが、
写真は扇形に切った大根とにんじん、かまぼこの白味噌仕立て。

柚子の千切りをのせると、とても爽やかな味と香り。
ほうれん草を入れる時もある。
緑が入ると彩もよく、見た目がグッとしまる。


1番気に入っているのはフライパンで焼いて漬けた【ローストビーフ】
焼いてから漬けるまで10分ほど。
4時間漬けてできあがりだが、売っているのと変わらないおいしさだ。

次のお気に入りは【紅白なます】
これも10分くらいでできてしまい、そしておいしい。
柚子の千切りがいい味を出している。

1種類ずつ煮しめるのではなく、具を一気に煮る【煮しめ】
鶏もも肉、ごぼう、にんじん、大根、れんこん、こんにゃくなど
好きなものを。
砂糖を使わず、酒とみりんと醤油で作る、上品めの味。


かずのこは、味付けされたものを買う時もあれば、
気力と時間があれば、自分で味付けすることもある。


写真はないが、【マーマレード田作り】も必ず作る。
味つけはマーマレードと醤油という、衝撃の組み合わせ。
ジャムと醤油って大丈夫なのだろうか??と
ものは試しでやってみたらこれもびっくり、
おいしくて、主人も「うまい」と気に入っておかわりして食べるほど。
もちろん調理時間は10分くらいであっという間だ。

マーマレードはいろんなメーカーから出ているが、
できるだけ添加物の少ない自然に近いものを買うようにしている。


【イカの松かさ炒め】も写真はないが、簡単でおいしい。
イカに切り目を入れて炒めるだけ。
焼いているうちに、醤油が焦げるいい匂いがしてきて、
いつも作りながらお祭りの屋台の匂いがする、と思う。


平野レミさん、テレビを見ているとザザザッと適当にやっているように(失礼)
見えるが、でき上がった料理は試食した共演者もベタ褒め。
実際作ってみても繊細でいい味、とてもおいしい。



黒豆は、毎年検索してピンときたレシピを参考に作っている。



おせちのレシピはまだまだたくさん。
伊達巻や昆布巻き、海老や、栗きんとん、、

地方や家庭によってもサイドメニューのおかずが違う。
実家はたっぷりの牛肉のしぐれ煮と薄焼き卵を
煮しめに付け合わせていた。

フレンチのおせちもあったり、
日本ならではのおせちからアボカドと海老の和物など、
もっと広がった発想の料理も見かける。
こういうのをおせちにするんだ、と驚くが
それはそれで食べて楽しいものだなと思う。


日本の伝統も受け継ぎながら、
おせち料理という伝統料理を楽しむことができたらいいな。


おせち作りが億劫な私に、
作ろうという意欲をかき立ててくれた平野レミさんに
敬意をはらう。



🌱お読みいただき、ありがとうございました(^ω^)




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?