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#108 酒粕のお菓子をつくる

寒くなってくると、酒粕を使ったお料理が食べたくなる。
なんとなく体が温まりそうで。

代表格は粕汁ですね。
酒粕のレシピ本を買ったら、
洋風スープ、冷や汁、ハンバーグ、炒め物、和え物と
何にでも使えると知り、

体にも良いし、美肌にも良いし、おいしいし
グッと興味がわいた。


酒粕クッキーを作ろうと、料理好きの友人の家へ。

友人がお茶を淹れてくれて、
飲みながらおしゃべりして一息ついたら、
キッチンでクッキー作り。

砂糖とバター、酒粕、小麦粉を混ぜて棒状にし、
カットして焼く。

焼く前に、友人が「これのせよう」とピスタチオを出してきた。
グリーンのピスタチオを包丁で刻んでクッキーにのせると、
クッキーが華やかになった。

見た目もきれいだけどおいしいはず。

ピスタチオと、何ものせないプレーンの2種類にして
温めたオーブンへ。

こんがり焼けてひとつづつ味見。
熱々なので、クッキーは冷めてからの方が味がわかるが
食べたさに口に入れる。
2人で「うん、うん(おいしい)」


友人が「簡単なアップルパイも作ろう」

私はアップルパイなんて作ったことがないので
ここからは友人の独壇場。

私はりんごをスライスしたり、
友人が手品みたいに手際よく粉をまとめて練って、のばしていくのを
横からテンション上がって見たり。

パイの生地にも酒粕を練り込んだ。

生地にりんごを並べて、斬新に大胆に砂糖をサラサラとふりかけ、
小さく切ったバターをところどころに入れて、
まわりの生地を折りたたんでオーブンへ。

オーブンで焼いた時に流れて固まった砂糖をはがして、
手でパリパリと割ってりんごの上にのせた友人。

たったこれだけでもまたまた見た目も華やかになり、
おいしい。
無駄もない。

彼女は思いつきでこういうことをするのが
本当に得意で、サラッとやる。
今回もまた勉強になった。

りんごを煮たり、クリームを作ったりもしない、
そのまま生地とりんごを一緒に焼き上げるだけの
本当に簡単なパイのできあがり。


2杯目のお茶を淹れてくれて、
おやつの時間。

2杯目は違う紅茶。

クッキーはふわっと酒粕を感じる味。
ケーキ屋さんのクッキーのように柔らかくなく、
歯応えもあるサクサク感で、食べ出すと止まらない。

パイはそれほど酒粕感はないが、
どちらもおいしくて
体に良いと思うとよけいおいしく感じる。

キッチンには焼き菓子のいい香りが満ちて、
心も満たされた。


誰かと一緒に作る料理やお菓子がおいしいのは
なぜだろう。


🌱お読みいただき、ありがとうございました(^ω^)










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