スタッフ打ち合わせ

【アルバイトからカフェオーナーになる人の共通項】

とある日にFacebookに投稿したとある記事

①チェーン店と個人店で働いたことがある
②周りに開店を宣言して、少しずつお金を貯めてwebをコツコツ進めている
③人がして欲しいことを笑顔で考える習慣がある
④フードやドリンクに頼らない来店理由を作ることができる。

この4つを満たしている人の

店舗デザインのセンスや
Twitterで紡がれる言葉の柔らかさ
Instagramで表現される世界観
そしてお店の存在そのものが

飲食業界の売れるセオリーとは真逆のことやってるのに
愛されて選ばれるカフェになってることが多い。

きっかけは1つのお問い合わせから

上の記事を投稿したちょっと前に
HPにお問い合わせにメッセージがきてました。
要約すると
『25歳のチェーン店のカフェで働くフリーターなんですけど、私にもカフェをだせるのでしょうか?』
というものでした。

この時私この方に伝えたかったのは2つ
1つ目は
『アルバイトから正社員を経ずにカフェオーナーになった人なんていくらでもいる』
ということ。

2つ目は
『フリーターという響きはまったく気にしないでいい』
でした。

実際にかなりの長文で返信しました。

アルバイトから正社員を経ずにカフェオーナーになった人なんていくらでもいる

ここ数年で働き方が大きく変わったので
飲食店社員経験→カフェ開業
の王道以外の開業までの過程が増えました。

出店、ということを視野に入れた時
欲しいスキルが1店舗だけでは身につかない場合複数かけもちするかもしれませんが
その時にアルバイトの方が身動きが取りやすく
働く場所が増えることで、一緒に同じ職場で働くことでしか得られない信頼を通して開店の為の人脈が増えていくこともあります。
また飲食店で正社員になると、最初の数年は実働時間で換算すると社員よりアルバイトの方が時給換算すると上、だったりもします。
またカフェ開業で『飲食以外のスキル』を身につけるにしても好都合だったりします。

もちろん正社員のメリットもたくさんありますが
私個人的には意見としては
『アルバイトでも十分カフェ開業に必要なスキルや資金は得られる』
ということです。

フリーターという響きはまったく気にしないでいい

メッセージに書いてあったわけではないのですが
本文のイントネーションや雰囲気から
『フリーターであることを引け目に感じている』
ように思えました。

これについては私の昔話も交えて書きますね。

確かに世間的にフリーターという響きはいいものとは言えません。
私は今年でカフェコンサルタントして5年目になりますが、この仕事をする前
33歳でカフェと中華料理店を2つアルバイトでかけもちしていました。
この時、カフェかラーメン店のコンサルタントとして独立しようとしていたので
そのためのスキルを身につけるために、どうしても自分で時間をコントロールすることと
コンサルティングする上でいろんなの店舗の現場経験が必要、との判断からでした。

とはいえ、肩書だけでみれば33歳フリーターとか、どう頑張ってもかっこいいとは言えません。
世間的なイメージで言えばかっこよくないなぁ、とは思ってましたし
正直、この時期を境に縁をきられた友達もたくさんいます。

しかし、この時期の経験や空いた時間で成したことがあってこその今があります。

重要なのはフリーターの肩書よりも
『フリーターの時期に何をなしたか?』
です。

・明確な目的があってのフリーターなのか
・それともただ目的もなくその日暮らしでフリーターなのか

ここが重要です。

世間の目など気にしなくて構いません。

そこで切られるような縁はもともとそこまでの関係だったということ。

決して止まらず、腐らずコツコツと
歩みは遅くとも、目的をもって前に進んでいれば、フリーターでもっといいご縁に巡り合えますし、自分のカフェを出店するのは実現可能はことなのですから。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?