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アメリカンイーグル American Eagle Outfitters (AEO) 23Q4の決算

会社概要:
AEO(American Eagle Outfitters, Inc.)は、米国のファッション小売業界で有名な企業であり、若者向けの衣料品およびアクセサリーを提供しています。AEOは、デザイン性の高い商品と優れた顧客サービスを通じて、若者にあフォーダブルなファッションを提供。NYSEに上場しています。

直近決算結果:
<FQ4 2024>
EPS: 予想 $0.50 に対し 実績 $0.61 (達成 +20.85%) ⭕️
Revenue: 予想 $1.67B vs 実績 $1.68B (達成 +0.63%) ⭕️

AEOの直近の決算はEPSと売上高ともに市場予想を上回り、好調な成績を示しました。

バリュエーション *Non-GAAP:
AEO Valuation Grade: C-
P/E Non-GAAP (TTM): 16.97
P/E Non-GAAP (FWD): 14.87
EV / EBITDA (TTM): 9.53
Price / Cash Flow (TTM): 8.76

AEO Q4 2023 Investor Presentation
従来からのAmerican Eagleブランドに加えて、新たにAerieというブランドも立ち上げ。
女性向けの下着ブランド。
現状、AerieはAmerican Eagleと比べ、特に利益率は高くないですが、
人気が続けば将来的に高くなりそうな気もする。

投資ストーリー:
アメリカンイーグルはアメリカのTeenあたり向けのファッションブランドとして根付いています。ただし、アメリカンイーグルのブランド自体は店舗数も縮小しているように落ち目であると言えます。そこで、同社が近年、新しく作り上げたブランドがAerie(エアリー)。これが成長中です。また、そのほかにも小さい高級ブランドを2つほど成長させようとしています。コロナで業績が落ち目になったところ株価が下がっていましたが、おそらくその他のブランドの成長性を認められ今評価がされつつあり、株価も上昇しはじめています。

また、注目すべきは2023年頃に小さい物流系ロジスティクス企業を2社買収しています。IR資料ではAmazonのようなsame day deliveryを目指していると記載もあり、ネットの重心を傾けていくことも記載がありますので、単に従来の販売方法や商品の延長線上で衰退を待つのではなく、企業として進化していきたいという意思を個人的には感じます。

補足:たしかに特定の洋服が欲しい衝動(長袖がもう一枚ほしいなあーとか)は私もよくあるのですが、実際に週末外出したときには忘れています。そういうときにネットで注文して同日か翌日にパッと届くと嬉しい気がします。Amazonで感じた便利さを洋服でも感じたい、そういう需要は結構ある気がします。ちなみに日本にもアメリカンイーグルは4店舗あったそうですが、3店舗を閉鎖し、1店舗を休業中です。(あらあら)
個人的にはコロナがおわり、人々がリモートワークにも飽きて、旅行も完全に復活して、コロナが忘れ去られるぐらいになればファッション業界も復活するのではとも思います。

参考サイト
https://www.fashionsnap.com/article/2024-02-02/american-eagle-withdrawal/
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000058.000012191.html

一言
本銘柄の購入の有無、ポジションサイズ等は保有銘柄の記事にて記載しています。


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