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ユナイテッド・レンタルズ United Rentals (URI) 23Q4の決算

会社概要
United Rentalsは、北アメリカ最大の機械および機器のレンタル企業であり、建設、産業、商業、および公共セクターに幅広い製品とサービスを提供しています。同社は、建設プロジェクトの需要の増加やインフラ投資の拡大により、安定した業績を維持しています。

追い風
United Rentalsの業績には、政策にバックアップされた米国の建設およびインフラ分野での持続的な需要増加が追い風となっています。さらに、業界リーダーとして効率的な機器レンタルソリューションの提供や技術革新への積極的な取り組みが、競争力を高め、市場シェアの拡大に寄与しています。
特に建設プロジェクトのデータ駆動型管理において革新的なアプローチを採用しようとしており、人工知能(AI)や機械学習(ML)などの先端技術も活用しています。

直近決算結果およびガイダンス

<23Q4>
EPS: 予想 $10.91 に対し 実績 $11.26 (達成 +3.2% 👍) ⭕️
Revenue: 予想 $3.63b vs 実績 $3.73b (達成 +2.7%👍) ⭕️

22Q4, 23Q1のEPSは未達成だか、それ以降は予想を超えてきている。

バリュエーション *Non-GAAP
P/E Non-GAAP (TTM): 17.26
P/E Non-GAAP (FWD): 16.43
EV / EBITDA: 13.57
Price / Cash Flow: 10.06

企業紹介・投資理由
政府のインフラ投資や建設プロジェクトの増加により、需要は高まると予測されています。競合他社の中でURIは建機のレンタルにおいてはリーダーの地位を築いており、この市場のシェアを握っています。マクロ経済環境やFRBの政策による金利動向(政策金利が下がれば住宅ローンの金利も下がり、住宅建設が増える)も、需要の持続性の追い風となっています。

より具体的には、米国の住宅の大半は(変動金利が大半である日本と異なり)固定金利で購入されるようで、コロナ禍の際の低金利で住宅ローンを組んだ多くの人が低金利のローンをわざわざ現在の高金利のローンで組みなおしたくないため、住宅が売りに出ず、住宅の供給数が減っています。それが以前からのそもそもの住宅不足の状況に拍車をかけています。

本銘柄は住宅のみならず、データセンターや橋や道路などのインフラ建設など、すべての建設活動の増加の恩恵も受けることができます。

一言
実際の本銘柄の購入の有無、ポジションサイズについては保有銘柄の記事をご覧ください。


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