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怒りを見せる 2022/02/11

今日はカードゲーム「マジック:ザ・ギャザリング」の話をします。「か~どげ~むぅ~??? オタクのやつ?」って思った運動部の皆さんは先にグラウンドに行っててください。我々のような囲碁将棋部は食堂にもうちょっと居るので……。

よし、あいつら皆行ったな? じゃあ始めるぞ!

どうして私がウキウキでこんな話をしているかといいますと、今日から新セット「神河 NEON DYNASTY」が追加されたからです。カードゲームの新セットが発売されるというのは、将棋でいうならルールがアップデートされて新しい駒が発表されたようなもの。新戦力の駒「風神」は斜め前にと横に無限に動けるトリッキーな駒! この駒を使った新戦略を開発して藤井聡太四冠を打ち倒そう! といったようなものです。(そして恐らく、風神があっても藤井四冠には勝てません)

そして今回追加された「神河」というのは、近未来の日本をモチーフにしたセット! 

ネオン光る和風建築物の瓦屋根の上に、謎の男性がキメ顔でポーズ。肩にはメカたぬきも乗っており、「外人が想像するトンチキジャパン」の近未来版という、かなり濃い味付けのセットなわけです。うーん香ばしい。

↑カードの画像が並んでいるカードギャラリーはこちら

本記事ではこのセットの気になったカードをチェックしていきます。ちなみにカードの強さに関する話は一切しません。

・噛掌の忍者

日本といったらやはりニンジャ! しかも手のひらに邪悪な口がついており、ダークなファンタジー要素と忍者のスタイリッシュさが組み合わさって非常にクールです。「噛む」+「てのひら」で「噛掌(こうしょう)」という造語もキマっています。私はぜひ紙のカードで一枚欲しいと思いました。

・神憑く相棒

犬! ただただかわいいワンちゃんとしかいいようのないカードですが、こんなペットとしかいいようのないカードもクリーチャーとしてドラゴンやゴブリンと戦闘するのもMTGの魅力です。神に祝福されている犬ということで、戦場に出たときにプレイヤーにドローをもたらします。英語名は「Spirited Companion」なので、日本カード名が洒落になっているのは日本語訳者の得意げな顔が目に浮かぶようです。

ちなみにこんなカッコイイ犬も居ます。「伝説のクリーチャー ー 犬」の文字並びがシュール。「永久忠義の義丸」という渋谷ハチ公を1000倍にしたかのような迫力もグッド。

・お前はもう死んでいる

ゲーム中に口に出して言いたいカードNo,1なのは間違いなくこれ。「お前はもう死んでいる」は北斗の拳の有名なセリフなのにも関わらず、イラストはどちらかというと「またつまらぬものを斬ってしまった」ですね。

・浅利の隊長

MTGには各種色の特徴・理念があるのですが、"赤"は「感情」や「衝動」の色とされています。そして赤(と白)のカードであるこの「浅利の隊長」は勇猛果敢に赤い刀を構えており、フレーバーテキストに

「進め! 怒りを見せてやれ!」

という力強いセリフ。

「怒りを見せる」 赤の衝動的なエモーションを打ち出したとても素敵な表現ですね。こういった自分の魂に共鳴するようなワードに出会えるのもカードゲームの魅力、私も明日から「怒りを見せてやる!」使っていこうと思います。


というわけで今日はここまで。皆さんもお気に入りのカードがあれば私に教えてくださいね。新セットを楽しみつくしましょう。

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