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【DAY1】動く酒池肉林ニュージーランド航空と宿への長い旅

無事ニュージーランドはオークランドに着弾しました。
完全に着いて3秒で職質される格好で行ってしまったのにも関わらず、税関はガバガバでしたね。
前回は警備員に最終的には「セックスワーカー?」とまで言わせしめてしまったのですが、今回は俺の勝ち。
なんで負けたか、次回の税関までに考えておいてください。

ニュージーランド航空は動く酒池肉林

チキンは飛べない鳥なので、非常に悔しいことに人間の造った鳥機械に乗らなくては海を渡れません。
チキンがどのくらいその機械におびえているかはひとまず置いておいて、ニュージーランド航空とかいう航空会社は無限に酒が出てくる動く酒池肉林
10時間半くらいの飛行の間、私が口にしたものを順番にリストアップしていくとこうなります。

・お水
★機内食その①
 ・牛丼かラザニアの選択制(チキンは牛を選択)
  メインディッシュ/ポテサラ/丸いパンwithバター/クリームチーズ/ストロベリーショートケーキ/ルヴァン

・りんごジュース
=この辺から席のパネルで無限酒が頼めるようになる=
・スパークリングワイン
・コーラ割ラム酒
=飲み放題タイム終了=
★機内食その②
 ・焼き鮭かオムレツか選択(チキンはオムレツを選択)
  メインディッシュ/フルーツ盛り合わせ/あとなんかあった気がするけど忘れた

・ミルクティ

問題なのはこの”無限酒タイム”なのです。
私がチェックしてなかっただけなのでしょうが、一律給餌のバタバタ時以外はずっと発動していたのだと思います。
選べるお酒の種類の多さに、おつまみまで無料なのでした。
しかも居酒屋で出てくるうっすい水と違って、普通に度数あるので無料だからと思って頼むと大変なのです。
唯一頼めるカクテルのブラッディメアリーと散々迷った挙句、チキンはラム酒のコーラ割を頼みました。
まぁまぁ酔った。

隣の日本人の膀胱の優秀さに感動しながら、チキンは膀胱が良くないので4回くらいはトイレに行ったのですが、トイレもまた多いなぁ!?
(隣の日本人たち1回しかトイレ行かなかったけど何者?)
(チキンはトイレ研究家なので行けるトイレは全部行きます)
普通の飛行機は前後に2個ずつとかなのに、中央に7個くらいありましたもん。
動く公衆便所かよ。
しかも一か所はベイビー向けなのか大き目ゆったり設計。
ニュージーランドの肥満率を考えたら、大きいトイレがないと厳しいのかもですね。

機内映画にはパラサイトとジョーカーで迷って、ツイッター投票の結果ジョーカーに。
映画内世界観は「限界か?」みたいな政治してたけど、チキンツイッターはチキンの独裁型民主主義なのでね。
終わってから気が付いたけど、ジョーカーは人間の言葉の字幕が一切ついていませんでした。
話の大筋は分かりましてんけど、エッ結局アーサー君の出自は……そゆことでOK?って感じでした。
ママちゃん、ちょとかわいそうかな~って思いました。
後はアーサー君のコロコロしかたがちょとお茶目で、笑いそうになっちゃいました。
これがジョーカーの力か……と感じましたね。
なんだか去年ニュージーランドに来た時に会ったイラン人女性(人生いろいろあったウーマン)を思い出しました。
「人生はただのジョーク!」
などとおっしゃりながら享楽的な生活を送っている方でしたね……自殺率のお話で盛り上がったのを覚えているのですが、交換したはずの連絡先が登録解除されていたのもジョークの一種ってことでいいですよね!

まぁなんだかんだ、こうやって無事にニュージーランドに到着。
絶対に職質されると思って念には念を入れてシミュレーションまでして詰めたのに、無罪放免でした。
なんでそんな職質におびえているかというと、やはり私の鳥としての風貌や、大量に詰めたコピック、そして顔料が完全に怪しいからです。
特に顔料、お前はただの色の付いた粉だ。
それらを小分けして大量に詰め込んでいる様子は、その手の人から見ればその手の愉快な粉にしか見えないのである。
最悪別室まであるかと思っていたのですが、空港ワンコにも見事にスルーされて、というか若干じゃれつかれてワンコのお姉さんをイライラさせてしまってから自由の身になりました。

毎回恒例限界コロコロ

海外転居と言ってお決まりなのは、限界スーツケースコロコロレースですね。
結局どうやってお宿まで行くか迷いに迷った挙句、路線バスと電車を乗り継ぐ上級者向けコースに決定。

勘のいい方ならお気づきでしょうが、本当にかなりの限界でしたねこれは。
限界を感じたハイライトをいくつかピックアップしましょう。

・バス運転手による熟練ヘアピンカーブ
・これぞ緩やかな死、駅構内スロープ
・電車の扉開いた瞬間立ちはだかる階段
・乗り換え無限コロコロ
・乗り換え待ち30分with灼熱の太陽

なんだかんだお宿に着くまで2時間半くらいかかったと思います。
ただ、交通費は空港シャトルバスの半分以下に抑えることができました!
チキンの財政状況は40ドルだけだったので、大変助かります。
チキンの無限コロコロをお手伝いしてくださった皆様には、この場を借りて感謝を申し上げます。
逆に手伝ってくれすぎて申し訳ない!
自分のけちんぼに人を付き合わせてはいけないというのがチキンの銘でもあるので、申し訳ないなぁ~と思いながら命を救われた鳥でありました。

全然関係ないけど最後に……。
民泊のオーナーがご飯作ってあげる言うからお願いしたら、激辛(マジの方)のチャーハンが出てきて大変な目に遭いました……。
甘えてんじゃねーぞ!!!ってことなんでしょうね……甘いだけに……コココ……。

そういえばなんかツイッターに制限掛けられたんですけど、電話番号手に入るの明日なので明日まで私はローストチキンです。よろです。

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