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【DAY2】オークランド芋/携帯開通スペシャル

ニュージーランドは世界的に見てもなかなか物価の高いところです。
ましてや外食になると、日本の倍くらいの料金は軽くかかってきます。
そんな中でひとつだけ、外食にも関わらずびっくりする値段で大量のものが出てくる料理がひとつだけあります。
タイトルに戻ります。

おしゃんカフェatオークランド

チキンの数少ない友達の中に、ニュージーランドのバリスタチャンピオン(日本人)がいます。
まぁ私は体質的にコーヒーが苦手なので関係ないのですが。

ということで連れてきていただいたのが、Major Sproutなるおしゃんカフェ。

邦店名は「強めの新芽」くらいでいいですか?(翻訳のお仕事お待ちしております)

かっこよくコールドブリューをキメるバリスタチャンプを横目に、チキンはチャイティーを頼みました。

まるで「ラテですよ〜」みたいな顔しておしゃんに登場するチャイティ。
これにはコーヒーの飲めない鳥の皆さんもにっこり。
思えば、オセアニア圏はホットドリンクがよく透明なグラスで出てくるような気がします。

そしてチキンは謎料理、charcoal snapper burgerを頼むことに。
炭鯛バーガーとは一体………。
英語が堪能なチャンプも「炭火焼きなんじゃない?」などと無責任なことを言っています。
まあ私は「墨みたいに黒い鯛?」とか言っていたのでもっと無責任なんですが。

そして出てきたのがこちら。

墨みたいに黒い衣をまとった鯛のバーガー!?!?
と何そこの大量のワッフル芋は!?

言い忘れましたが、チキンはこの日朝食を食いっぱぐれました。
というのも、朝に食べようと残しておいた昨日の無料激辛チャーハンの中にハエが混入していたのを発見してしまったからです。
辛い。あまりに辛い。
チキンは大好物の芋をたくさん食べました。

黄金に輝く芋には水晶のように光る塩が控えめに振ってあります。
それらをマヨネーズと思われる液体にディップして突くのです。
私が人間だったらマヨネーズを考案した人間に今年のノーベル賞は捧げたでしょう(ちなみに鳥界のノーベル賞は百万年連続でパンの考案者に捧げられています)。

ところが半分くらい食べたときに、お腹の様子がおかしいことに気が付きました。
なんか、お腹いっぱいじゃない……?
そう、満腹中枢が”気づいて”しまったのです。

バーガーは健康食品か?

チキンは、ハンバーガーのことを完全栄養食品だと思っています。
だって、小麦と肉と野菜を一度に食べられるのですから。
バーガーをまるで底辺食品のように扱う人間に、幸福が訪れることはないでしょう。
それはこの炭鯛バーガーを見れば一目瞭然です(再掲)。

ご覧くださいこの野菜の量を!
生の小松菜に飽き足らず、その下にまで小松菜のみじん切りソースがかかっています!
そしてマヨネーズの中に埋もれる何かしらの野菜的な何か!
あの~なんかピンク色のピクルスの一種!
すごい量の野菜だ……。
間違いなく健康食品です。
結局炭に関しては、ほぼ味がわからなかったので炭なのかなんなのかわかりませんでしたが、ふわふわの白身フライで美味でした。

思えばメルボルンでも謎の「炭バーガー」なるものを頼んで真っ黒なバンズが出てきたことがありますが、炭、流行ってるの?
そしてチキンは炭って書いてあると頼んじゃう鳥なの?
あとバーガーを頼むと必ずフォークとナイフが出てくるけど、切って食べるの?
手で食べるより汚くなるけどいいの?

バーガーへの興味は尽きることがありません……。
そしてこういうおしゃんで健康的なバーガーを食べる度に思うのです。
これは私の知ってるバーガーじゃないぞって……。

結局またポテトを食べる作業に戻ろうとしたのですが、さすがに限界でした。
チキンは本当に限界の時以外、お外でモノを残すことがないのですが、100万年ぶりくらいにごめんなさいをしました。
チャンプもギリ平らげて「はちきれそう」などとおっしゃっていたので、懲役2時間くらいで許してほしいです。
芋はヴィーガンだし。

ところで、ニュージーランドの芋の量がいつも異常なのはなぜでしょう?
昨年クライストチャーチで4ドルくらいでフィッシュアンドチップスを買ったら40センチ四方くらいの紙袋が出てきて「靴買ったんか?」って思ったことがありました。
もうなんかここまで徹底していると、お残しさせまくって最強芋生産マンのアメリカに悪い思いさせてやろうみたいな当てつけかなんかなのかと思います。
スーパーではそんなに安い食材というイメージもないし、チキンの中ではそれが公式の知見になりましたのでよろしくお願いします。

携帯、開通

私事ですが、ついに携帯が開通しました。
おめでとう。
今回携帯を契約したのは2 degreesとかいうニュージーランド大手のマン。

右のほうの青いのがそのお店。
プリペイドではなく、半額セールしているという月プランを契約したら30分くらいかかりました。
4GB20ドル(元値40ドル)のプラン(国内通話テキスト無制限)です。
まぁいっか、って感じ。
しいて言うなら、10GB27.5ドル(元値55ドル)プランにしてキャリーオーバー(無限データ持越し)させまくった方が良かったかな~とも思うのですが、まぁいつでもプラン変えられるらしいので変えられたら変えます。

私は日本でも格安SIMの使い手だったので、セールじゃないとちょっと高いかな~って感じです。
ちなみに日本の格安SIM、結局は機種料金入れると大手に比べてそんなにお得にならなかったりするんですが、大手の使い勝手の悪さ何?
携帯ショップ2時間待ちって何?
「格安シムにはない潤沢なサービスを……」って客を無限に待たせることでお店に来ないようにしたり、違約金ぼったくったりするサービスのこと?
この世の三大悪はドコモ・au・ソフトバンクか?
違いねぇ……違いねぇぞ……。
チキンの両親は高齢なので、すぐに騙されて契約して謎の6万払う羽目になったり、複雑怪奇な契約内容を理解できずに謎のLINEが飛んできたりします(いろいろあった)。
もう私がドコモを使うことは一生ないです。
格安SIMがドコモの2倍の値段になったとしても、その割高SIMを使います。
お前は俺を怒らせた……(いろいろあった)。

その点、海外の携帯は本当にわかりやすい
ショップのお兄さんもわかりやすく説明してくれて、特に難しい違約金の説明なんかはなく、たぶん日本の大手に慣れた人なら「裏があるんじゃないか……」と疑うほどの明瞭さなのですが、裏はないです。日本の大手通信野郎どもがおかしいだけです。
皆さんSIMロックだけは解除して、安心して「SIM欲しいんですけど!」って怒鳴り込んでくださいね。
ちなみにSIMロックとかいう言葉、海外の友達に話すと「何それ冗談でしょ?」って笑われたり「さすがにそれはウソつくなよ」って嘘つき認定されたりするレベルの負のガラパゴス遺産です。
携帯ショップのお兄さんはそういう事情知っていたのか、私が日本から来たと知ると「SIMロックは? かかってない? 大丈夫?」と念には念を入れて確認をされました。
かわいそうなチキン……。

ちなみにチキンが使っているのはGoogleから出ているPixel3aとかいう4万強の機種です。
日本で買える数少ない完全SIMロックフリーな良き携帯なので、ぜひみなさんもGoogleの回し者になりましょう。
店舗で買うとロックが入ってしまうので、Googleの通信販売から完全SIMロッククリーンなものを買うことができます。

なんだか芋よりも思い出し怒りをして日本の携帯の悪について語ってしまいましたが……。
まぁ芋が安いことはいいことです。
チキンの彼女に写真を送ったら「同じ芋なのにワッフル芋って普通の芋よりもおいしいのなんでだろうね?ウケる」だそうです。
「このタイプの芋、ワッフル芋って言うんだ……」ってチキンはぼんやり思いました。
思えば彼女は完全ヴィーガンなのでバーガーに対してのコメントをしようがないのでしたね。聞かれたとは言え悪いことをした……。
食べたことのないものに対して「おいしそう!」というその気持ちはどんなものなのか……それが気になる今日この頃……。

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