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#2 相続アドバイザーとは?

何で相続アドバイザー?

この勉強を始めて知ったことですが、「相続」は、やらなければならないことがたっくさんあります

しかも、期限が決められており、例えば、相続が開始(被相続人の死亡)されてから3か月以内には相続の方法を決めなければなりませんし、4か月以内には所得税等の準確定申告を行う必要があります。また、相続税が発生する場合には、10か月以内に相続税を申告・納付しなければなりません。

故人の思い出に浸りながら自分のペースでなどと言ってる暇は残念ながらありません。いつか必ずやってくる我が家系の相続時に焦って誤った対応をしないためにも、相続アドバイザーに要求されている知識は最低限身に着けたいと思っています。

相続アドバイザーって何者?

相続アドバイザーとしての知識を身に着けると、相続に関する手続き方法のアドバイスや、相続が発生する前に行っておくべき対策などのアドバイスができるようになります。

また、相続アドバイザーは国家資格ではないので相続に関する手続き業務そのものを行うことはできませんが、実際に法的な手続き業務を行うことができる各仕業の専門家(弁護士、税理士、司法書士、行政書士、土地家屋調査士、不動産鑑定士等)と連携して対応することで、その相続をより円滑に進めることが可能となります。

この「相続アドバイザー」には、「銀行業務検定協会」が行う試験に合格することによって名乗ることができるものと、「NPO法人相続アドバイザー協議会」が行う養成講座を受講・修了することによって名乗ることができるものの2種類あります。

相続アドバイザー3級
相続に関する手続、顧客であった被相続人にかかる金融取引実務、税制改正を含めた相続税の相談等において、必要とされる知識(基礎知識・実務知識)の習得程度を測定します。
相続アドバイザー2級

「相続アドバイザー3 級」の上級試験として、相続に関する実務、相続対策に関するアドバイス等について応用問題で構成し、知識の習得程度を測定します。

経済法令研究会

相続アドバイザー
最適な相続を実現させるため、お客様と各士業との間に入り、実務的見地より問題点を指摘し、的確なアドバイスをする、お客様の利益を守る専門家です。

NPO法人相続アドバイザー協議会

相続アドバイザー以外の資格

相続アドバイザー以外にも相続に関連する資格はたくさんあります。ただし、どれも民間資格で、実際の手続き業務等はできません。

相続士
相続の各専門家(税理士・司法書士・弁護士・行政書士・土地家屋調査士・不動産鑑定士・ファイナンシャルプランナー等)とネットワークを組み、お客様が的確な相続を実現するためのアドバイスと支援を行う相続に特化した専門家です。

NPO法人日本相続士協会

相続診断士
相続診断士は、相続に関する広く多岐にわたる問題を理解し、一般の方への啓蒙活動を行います。その中で、相続についてヒアリングし「相続診断」を行います。トラブルが発生しそうな場合には、コンプライアンスに配慮しながら必要な専門家(弁護士や税理士などの有資格者)に伝え、相続人が安心して相続を迎えられるように橋渡しをします。

一般社団法人相続診断協会

相続鑑定士
相続鑑定士は、未来の相続人と相続の専門家チームとの橋渡しを行う相続デザイナーの役割として、不動産の知識と相続税の智慧を最適に融合させて相続財産を診断し最適な相続=「生き活き相続」の支援を行います。

一般社団法人全国相続鑑定協会

相続手続きカウンセラー
相続登記や相続税申告を代表とする手続きの他、預金、株、投資信託、保険、携帯電話、クレジットカード、健康保険、電話、車、など全部で108種類以上もの相続に関する手続きを支援します。

一般社団法人相続手続カウンセラー協会

遺言執行士
遺言執行士は、専門家との連携により遺言書作成段階から節税の事例やトラブルを回避するための方法などのアドバイスを行います。

一般社団法人日本遺言執行士協会

それでは今日はこれで失礼します。
次回から、いよいよ「相続アドバイザー3級」の内容に踏み込んで行きます。

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