何で相続アドバイザー?
この勉強を始めて知ったことですが、「相続」は、やらなければならないことがたっくさんあります。
しかも、期限が決められており、例えば、相続が開始(被相続人の死亡)されてから3か月以内には相続の方法を決めなければなりませんし、4か月以内には所得税等の準確定申告を行う必要があります。また、相続税が発生する場合には、10か月以内に相続税を申告・納付しなければなりません。
故人の思い出に浸りながら自分のペースでなどと言ってる暇は残念ながらありません。いつか必ずやってくる我が家系の相続時に焦って誤った対応をしないためにも、相続アドバイザーに要求されている知識は最低限身に着けたいと思っています。
相続アドバイザーって何者?
相続アドバイザーとしての知識を身に着けると、相続に関する手続き方法のアドバイスや、相続が発生する前に行っておくべき対策などのアドバイスができるようになります。
また、相続アドバイザーは国家資格ではないので相続に関する手続き業務そのものを行うことはできませんが、実際に法的な手続き業務を行うことができる各仕業の専門家(弁護士、税理士、司法書士、行政書士、土地家屋調査士、不動産鑑定士等)と連携して対応することで、その相続をより円滑に進めることが可能となります。
この「相続アドバイザー」には、「銀行業務検定協会」が行う試験に合格することによって名乗ることができるものと、「NPO法人相続アドバイザー協議会」が行う養成講座を受講・修了することによって名乗ることができるものの2種類あります。
相続アドバイザー以外の資格
相続アドバイザー以外にも相続に関連する資格はたくさんあります。ただし、どれも民間資格で、実際の手続き業務等はできません。
それでは今日はこれで失礼します。
次回から、いよいよ「相続アドバイザー3級」の内容に踏み込んで行きます。