cacashi_1🌈人事・労務

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本業は人事労務、資格、相続、介護、不動産、副業、note等、気ままに気になる情報、役に立つ情報を発信して行きます。X(エックス)は仕事と日常の色々、Instaとtiktokはこれから充実させて行きます!🌈エロ、勧誘、詐欺っぽい話、変なアカウントはお断り🙅

マガジン

  • 全話収録マガジン〜相続〜

    相続アドバイザー3級の試験内容を中心に、相続について書いたものを纏めました。

  • 全話収録マガジン〜労務〜

    労務管理の仕事について書いた記事を纏めてみました。

最近の記事

#17 知って得する傷病手当金の話①

傷病手当金は、仕事が原因ではない病気や怪我(私傷病)のために仕事を休み、事業主から十分な報酬が受けられない場合に健康保険(全国健康保険協会)から支給される手当金ですが、今日はこれを解説していきます。 ✅受給要件 受給できる要件は、次の4つに全て当てはまる場合です。 ①仕事中の怪我や傷病ではないこと。 ②医師が労務不能と認めたこと 医師に労務可否を確認していなかったり、医師が労務可能と判断しているのに自分で勝手に休んだ場合は認められない。 ③4日以上連続して仕事を休ん

    • #35 異議申立預託金提供者が死亡した場合はどうなる?

      ✅不渡りの種類 ✅異議申立預託金提供者の死亡 振出人等が死亡した場合、 ①支払銀行は、相続人に対して死亡を証明する除籍謄本を徴求する。 ②そして、電子交換所に対して戸籍謄本等を添付の上、異議申立預託金返還許可申立書を提出し、預託金の返還許可の申し立てを行う。 ③電子交換所から返還許可を受けると、他の預金と同様、相続預金として取り扱うことができる。 今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 フォロー、スキしていただけると励みになります!これからもよろし

      • #34 当座勘定取引契約の取引先が死亡した場合はどうなる?

        下表は、今日確認するところを纏めたものです。 ✅当座勘定取引契約 取引先が死亡した場合、当座勘定取引契約は終了する。 小切手法によると、振出済みの小切手の効力には影響がないため、金融機関は振出済みの小切手は決裁できる。 手形法には規定がないが、実務上同様に考えられている。 しかし取引勘定規定では、取引先が死亡した場合には、当座勘定取引契約が終了する以前に振り出された手形・小切手については金融機関は支払い義務を免れるとなっている。 この場合、金融機関が支払を拒絶する場

        • #33 共同相続人から解約請求や名義書き換え請求があった場合に金融機関はどう対応するか。

          下記の3つの相続財産については、平成26年2月5日の最高裁判例で「不可分債権性」を認めたことにより、相続開始と同時い当然に相続分に応じて分割されることはない、とされた。 これに従い、それぞれの相続財産について名義変更や解約請求があった場合には、金融機関は次のとおり対応することとなる。 今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 フォロー、スキしていただけると励みになります!これからもよろしくお願いします! m(_ _)m 〔免責について〕 投稿内容については

        #17 知って得する傷病手当金の話①

        マガジン

        • 全話収録マガジン〜相続〜
          35本
        • 全話収録マガジン〜労務〜
          16本

        記事

          #32 相続人同士の関係が良くないときに起こりえる手続き依頼とは?

          相続人同士の関係が良くないことはよくあることだが、この場合、相続人から金融機関に対して、被相続人の預金の入出金に関する取引の開示請求が行われる場合がある。 ✅共同相続人の1人から開示請求があった場合 平成21年1月22日最高裁判例により、この場合、金融機関はこれに応じる必要がある。 ✅遺言によって預金を一切取得しない相続人から開示請求があった場合 同最高裁判例によると、この相続人は、被相続人の預金契約上の地位を承継しないため、取引経過の開示請求を行う権利はない。 従っ

          #32 相続人同士の関係が良くないときに起こりえる手続き依頼とは?

          #31 遺留分を侵害する内容の遺言はどうなる?

          この問題を確認する前に、まず遺留分について復習します。 ✅遺留分とは 遺留分は、法定相続人が最低限保証される相続分で、遺言者がどのような遺言を書いてもこの権利を侵害することはできない。 遺留分を持つ法定相続人は、通常、以下の者となっている。 配偶者 子ども(代襲相続の場合は孫) 直系尊属(親など) 兄弟姉妹には遺留分の権利はない 続いて、遺留分の割合は以下の通り。 配偶者、子  ・・・全相続財産の1/2 直系尊属   ・・・全相続財産の1/3 ✅遺留分侵害

          #31 遺留分を侵害する内容の遺言はどうなる?

          #16 就業規則にあると役に立つ規則②

          今日は「就業規則にあると役に立つ規則」の2回目です。 ①つ目はこちら。 今回も重要な規則が目白押しです。 兎に角「自社に適切な規則を入れる」が鉄則です。 第43条 休暇等の賃金 モデル就業規則にある通り、次の休暇や休業が規則にある場合は、休暇等を取得したときに賃金を支払うか支払わないかは勿論のこと、雇用身分(社員やパートといった身分)で同じなのか異なるのかなど、必ず記載しておきましょう。 規定にないとその度に支給の有無が問われかねず、支給自体が恣意的になる可能性もあり

          #16 就業規則にあると役に立つ規則②

          #15 就業規則にあると役に立つ規則①

          1つ前の労務編(#13)の最後で就業規則の重要性を述べた中で、特に、次の2点はとても重要であることを書きました。 厚労省公表のモデル規則ではなく、「自社に最適な」規則にすること。 作成した規則は従業員に周知すること。 (詳しくはこちらをまずご覧ください) では、どのように作成したら良いか、どういった条文があると良いのか、役に立つ就業規則には何が書いてあるのか、今日はその点について書いていきたいと思います。 まず、厚生労働省が公表しているモデル就業規則を確認してみます

          #15 就業規則にあると役に立つ規則①

          #2 「今、顎が危ない」から35年経った話

          「顎関節症(がくかんせつしょう)」と言う疾患を知っているだろうか。 専門書的な言葉で書くと、顎関節症は、顎の関節や咀嚼筋に痛みや機能不全が生じる症状がみられ、口を開閉するときに違和感や痛みがあったり、耳の下あたりから音が鳴ると言った特徴を持つ。 僕の顎関節症は、突然発症した。 それも、今から遡ること35年も前の話だ。 高校の体育の授業の一環で行われたスキー合宿に参加していたときのこと、朝、起床の時間に目覚めると、口を開けたくても開けられず、「あーあー、くちがあが・・な・

          #2 「今、顎が危ない」から35年経った話

          #14 労基署の職員がこんなこと言うんだって話

          これはもう十数年前の話になるが、労働基準監督署の職員が僕に言った言葉について、今日は書いてみたいと思う。 今でもはっきり覚えている、絶対に忘れられない言葉だ。 当時、僕が雇用されていた企業の経営状況は、世の中の景気動向を反映し、良くて前年度維持、悪いと売り上げも利益も右肩下がりという最悪な状況が断続的に続いていた。 回転資金を確保するために赤字とわかっていても仕事を受注したり、過度な競争が横行して適正価格では受注できなかったり、一方でイノベーションを起こすような技術も閃き

          #14 労基署の職員がこんなこと言うんだって話

          #13 問題社員に問題なく辞めてもらう方法

          僕は今、とある中小企業の人事労務部門で働いている。 中途採用でこの会社に入って15年、入社当時の配属は総務部だったが、社労士試験に合格したことをきっかけに人事部へ異動し、その後の会社の組織変更と何度かの役職昇格を経て、今は人事部と労務部を統合した部門の統括管理を任されている。 統合した部門の統括管理と言ってもそこはたかだか500人の中小企業、部下や業務の管理だけをやっていれば済むわけもなく、部員の1人として実務もやりながら、日々、仕事をこなしている。 部下は正社員が4人

          #13 問題社員に問題なく辞めてもらう方法

          #30 遺言執行者による相続預金の払戻しを知る

          今日は、遺言執行者による相続預金の払い戻しについて確認していきます。 ✅遺言執行者が相続預金の払戻し請求をしてきた場合 遺言執行者の確認 遺言執行者が法的に認められているかを確認します。遺言執行者として認められている場合は、通常、以下の書類を提出してもらいます。 遺言書(公正証書遺言または検認された自筆証書遺言) 遺言執行者であることを証明する書類(家裁の選任証明書や遺言書での指定の有無) 遺言執行者の権限の範囲 遺言書に遺言執行者の預金の払い戻し権限が明記されて

          #30 遺言執行者による相続預金の払戻しを知る

          #29 遺言に基づく相続預金の払戻しを知る

          今日は、相続人から遺言書に基づいて相続預金の払戻し請求があった場合の、金融機関側の対応を確認します。 ✅遺言書に基づいて払い戻しする場合の対応 1. 遺言書の種類と効力の確認 まず、金融機関は遺言書の種類や法的な有効性を確認します。 ① 公正証書遺言の場合、正本または認証付謄本の遺言書を確認の上、遺言者、証人(2人)、公証人の署名押印、作成日等に不備がないか確認します。 ② 自筆証書遺言の場合、遺言書の原本を確認のうえ、自筆での署名、押印、作成日に不備はないか、また

          #29 遺言に基づく相続預金の払戻しを知る

          #28 遺産分割協議に基づく相続預金の払戻しを知る

          ✅遺産分割協議書等によって払い戻しの請求があった場合 遺産分割協議書を基に相続預金の払い戻し請求が金融機関に提出された場合、金融機関は法的な手続きに従い、慎重に対応する必要があります。 以下はその際の金融機関の対応方法を纏めたものです。 1. 書類の確認 金融機関は、相続預金の払い戻しを行う前に、提出された書類が適切であるかを確認します。 被相続人の死亡届受理証明書または戸籍謄本(出生から死亡までのもの) 遺産分割協議書(相続人全員が署名・押印したもの 相続人全員

          #28 遺産分割協議に基づく相続預金の払戻しを知る

          #27 相続預金を払い戻す時に必要な書類を知る

          さて、今日は相続預金の払い戻しを受ける際に必要となる書類を見ていきます。 相続預金の払い戻しを受ける際には、金融機関に対して相続人であることや亡くなった被相続人の死亡を証明するための書類を提出する必要があります。 必要となる書類は、金融機関ごとに多少異なる場合があるようですが、一般的に以下の書類が求められるようです。 ✅一般的な必要書類 1. 相続人であること・生存していることを証明するための書類 戸籍謄本(戸籍全部事項証明書) 被相続人の出生から死亡までが記録さ

          #27 相続預金を払い戻す時に必要な書類を知る

          #26 相続預金の払い戻しについて知る

          ✅共同相続債権について 平成28年12月19日の最高裁大法廷判決において、預金は「相続開始と同時に当然に分割される財産」ではないと判断されたことにより、相続預金に関する従前の判例が覆されました。 以前の判例では、預金口座にあるお金は相続開始時に自動的に各相続人に分割される「可分債権」とみなされていましたが、この判決ではその考え方が変更されました。 具体的には、従前の判例では預金は相続開始と同時に法定相続分に応じて相続人間で分割されるとされていましたが、この判決では、預

          #26 相続預金の払い戻しについて知る