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独り言から雑談が生まれ、そこからアイディアが生まれる

 倉貫義人さんの「リモートチームでうまくいく」を読んだ。最近参加している読書会では読む前に筆者に聞きたいことの「問い」を立て、その「答え」を探しながら読む。私にはそれがとても楽しかったので今回は3つの質問を思い浮かべ、1時間と決めて読んでみた。

Q1.在宅勤務中の雑談、特に目上の人との雑談てどうすればいい?
 リモートチームではメンバー全員が参加するチャット(リモートワークプレイス)を使い、雑談を推奨。ハンドルネームで呼び合い、絵文字も使う。人間味や感情を大切にし、「フランク」だけど互いに「敬意」をもって接する。そうすることでいつでも話し合える・助け合える雰囲気ができる。
 それから、リモートワークでは自分の存在を積極的にアピール=情報発信する必要があり、それにはリモートワークプレイスに向けて独り言を発信するのが有用。「おはよう」とか「おつかれさま」とかだけでもいい。よく発信する人には周りも自然に親近感を持つし、独り言から雑談がはじまり、そこからアイディアが生まれることもある。

 普段の職場でも雑談はあるけれど、相手の業務を邪魔してはいないかと気になり億劫に感じる。その点チャットへの独り言なら、反応できる人だけが返信するし、その場で応答しなかった人も読んで情報共有できるからとても良いと思った。ハンドルネームで呼び合うのも、役職に関係なく、フラットに会話できる環境をつくっている。

 ただ、こうした環境が整っておらず、リモートワークが少数派の場合、どこに発信していけばいいのだろう。上司はもちろん、全員に日報を送るというのもちょっと…勇気がいるな。。。やっぱり全員がリモートワークできる(だけど出社する選択もできる)のが理想。

Q2.新しい仕事を覚えるときもリモートで大丈夫?
 新入社員にいきなり在宅勤務はNG。それはまだセルフマネジメントができる段階ではないから。ここでのセルフマネジメントとはは適切にタスクばらしができ、チームの目標を理解し優先順位を考えて実行できる状態のこと。

 ということは、セルフマネジメントができれば復職・異動後すぐでも在宅勤務が不可能ではないということだ。

Q3.在宅勤務の場合も他の人と同じように評価される?
 リモートチームは全員がリモートなので、在宅/会社で評価が割れるわけではない。働く時間や職場で目に見えるような仕事ぶりは関係ない。やはり成果で評価。ただし個々人の成果ではなく、あくまでもチームの成果で評価

 在宅勤務はサボれる?という話題もでるけれど、成果出してなんぼだし、職場に姿を見せて仕事してます感を出すことはできない。むしろ自己管理をしっかりする必要があり、おのずと効率的な働き方を意識すると思う。リモートワークの方が評価はシビア。でも、それを「シビア」と感じてしまった自分はもしかしたら「働きぶり」の評価を期待していた部分があるのかも。

 ちなみに、以前在宅勤務をした際に、子どもの面倒を家で見ながら仕事をしていると勘違いしている上司がいたが、子どもが家にいたら正直全く仕事にならない。今回コロナの影響で今まで縁のなかった人にも在宅勤務が拡がって、実際に在宅勤務の楽じゃない一面を感じてもらえたのはこれから復職する自分にとっては追い風だ。

 働き方改革の大号令にコロナが追い打ちをかけ、全社的に時間や効率を意識した働き方に変わってきている。時間制約があろうがなかろうが、成果でシビアに評価されても良いように少しでも自分を高めていきたい。

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