フードロス。食うに困らない環境にいる私たちが失いかねないもの
こんにちは。
今日は電車の広告で見たこんなニュースについて、
少し思い出したことを書きたいと思います。
https://news.yahoo.co.jp/articles/efcf61ab3ce0b39d89ba6f4c50923001a749e9b1
色んな観点で語ることができると思いますが…
今回は経済的なことより、
食と、当たり前にある環境に慣れきっていないか?ということで思い出したことがあり、
書かせていただきます。
「食うに困らない環境にいる私たちは、
食欲を満たし、心を渇かしていないか?」
オレンジジュースの値段が高い高いと言っていますが、
いざ買ったご飯を、心を込めて食べているだろうか。と思ったのです。
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私は大学時代、結婚式場でアルバイトをしていました。
煌びやかな空間で、人生の晴れ舞台を祝うその空間で、
接客したり、色んなマナーや立ち振舞いを覚えることが面白く、楽しかったです。
主な業務は、披露宴でお料理お飲み物のサービスをすること。(これは表2割の部分。もっとたくさんあります)
その時に毎度毎度思ったのが………
こんなに食べ物残すのか???
飲食店で働いたことのある方は、
きっと一度は思ったことあるんじゃないかなぁ…
美味しい料理は、食べられないで下げられると、
食料廃棄で生ゴミになってしまうのですよ。
披露宴で出されるお料理は、フランス料理が基本。
お皿の上にちょこんと乗った上品なもの。
それを食べない人が意外といるのです。
慣れない緊張感からなのか
嫌いな食材があるからなのか(アレルギーは仕方ないとして)
味が合わないのか
ダイエット中だからなのか
わからないのですが、
限られた時間でお皿をされる必要があった私たちサービススタッフは、
お皿に残ったお食事を見て
とても不憫に思っていました。
また、心苦しかったのが、
一度ペットボトルや紙パックを開封して
お客様の卓上に置くピッチャーに移した飲み物も、
ストック分も含め、その日のうちに消化されないと捨ててしまうことになるのです。
開けたものをいつまでも保存するのは
たしかに食品衛生的によくないですからね。
並々とピッチャーに入ったオレンジジュースを捨てながら、
「あぁなんてもったいないんだろう」
と思っていました。
(たまーにステーキとかケーキを取っておいてくれる器用なスタッフさん、ごちそうさまでした)
もう一度言いますが
美味しい料理は、食べられないで下げられると、
食料廃棄で生ゴミになってしまうのです。
これが結構な重量で、ゴミ捨て場に持って行くときも、私一人ではとても持ち上げられなかった。
というか、さっきまであんなに綺麗に並べられていたものを、
何で私は今ものすごい勢いで捨てている?
(特に私は、「遅い!!もっと早く動け!」と何度も注意されました。皿割ったらどうするんだよ…)
食べ物が捨てられること、というよりも、
食べ物を捨てることに対して感情を持たず、
作業として、さっさとこなしている自分や周りの人に引いた自分がいました。
この時に(遠い国の子どもたちは…)と思っていた訳ではないですが
食に対してあまりにも無頓着すぎないか?と思ったのです。
物理的に残すか否か というよりも、
「食べ物を捨てる」ことに対してどういう思いを持っているのだろうか。
値段が変わる、ステルスマーケティングで中身が少なくなる
それで文句を言う前に、
ご飯をありがたく、できれば綺麗に食べましょう、
と改めて思ったのです。
確かに完璧じゃない。
こんなにあれやこれやと書いた私も、ご飯を残してしまうことはある。
常に農家の人を思い出してるわけじゃないと思う。
だけど、裏を知り現実を見ると、
当たり前に手に入れられるものに対する感謝する気持ち
こういう感情は蓋をしないほうがいい。
まずは目の前のご飯に手を合わせていただきましょう。
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