見出し画像

Weekly FE名古屋2021-22 #6

今週のTopics

① 実りの秋、収穫の多かった愛媛戦
② サプライズなしのB2第5節
③ 赤い鷲募金で地域を応援しよう!

実りの秋、収穫の多かった愛媛戦

 今節の相手は愛媛オレンジバイキングス。FE名古屋はしっかりと2つ勝ってリーグ戦の連勝を『7』に伸ばし、B2単独首位をキープしました。振り返ってみると今節は、FE名古屋にとって収穫の多い『実りの秋』ともいえる2試合だったと思います。

 その筆頭は林瑛司の活躍でしょう。今季初のスターティング5に抜擢されると、Game1ではキャリアハイの18得点で期待に応えました。続くGame2でも9得点5リバウンド3アシストと及第点の活躍を見せています。また、数字には現れないディフェンスでの奮闘や、攻守の切り替えの早さも光りました。
 振り返れば大学3年時の特別指定選手契約から今年で4年目。地元の大学出身の生え抜きとしてじっくり育ててきた甲斐があったというものです。今後もこの活躍を維持して、野﨑や鹿野とチーム内で切磋琢磨していってほしいですね。

画像1

(写真提供:マメちゃんさん(@natsuki30en))

 また、ブライアン・クウェリを軸とした戦い方に手ごたえを掴めたのも大きいと思います。福島とのGame2以降はランダル、ルーク、JJの3BIGが機能していたこともあり出場時間が減りつつあったクウェリですが、この2試合はインサイドでその得点力を遺憾なく発揮してくれました。周りの選手たちもクウェリに任せるタイミングと自ら仕掛けるタイミングを掴んできた様子で、両日ともに100点を超える得点を記録したのは素晴らしかったと思います。次の福島戦では、3BIGの形にこだわらなくても勝てるというところを見せてほしいところです。

画像2

(写真提供:マメちゃんさん(@natsuki30en))

 他にも笹山貴哉が格の違いを見せつけたり、石川海斗がアシスト量産体制に入ってきたりと、FE名古屋が誇るPG陣の活躍もありましたが、彼らに関しては元々そのくらいやってくれるだろうという期待がありましたし、収穫というのも失礼な話かもしれませんね。このままの勢いで、B2No.1PGの座をチーム内で争ってもらいましょう。

画像3

(写真提供:ばんばんさん(@banno_sports))

 一方で、不安要素もなくはありません。いくらオフェンス力が持ち味の愛媛が相手とはいえ、Game2の87失点は修正が必要だと思います。特にGame2では、ユージーン・フェルプスがバックコートでボールをもってそのままの勢いで仕掛けてくると、マッチアップしているクウェリではなかなか対応できない部分も見られました。西宮ストークスのデクアン・ジョーンズ等々、他のライバルにもそうしたプレーができる外国籍選手がいるので、その対処法については早めに詰めておきたいですね。

サプライズなしのB2第5節

 B2全体を見ると、今節は大きなサプライズがなく、戦前の順位表通りの結果となった対戦がほとんどでした。

 強いて挙げるとすれば、ライジングゼファー福岡仙台89ersを破ったGame2でしょうか。こちらに関しては仙台ブースターであるひろp(@hirop1969)さんのnoteをぜひご覧いただければと思いますが、今の仙台はインサイドをしっかり固められるとアウトサイド(主に田中成也)頼みになってしまう部分がある印象です。ディフェンスがいいので大崩れはしないですが、オフェンスでもう少し安定感が出てこないと、この日の福岡のような相手のアウトサイドの当たり日などは下位相手でも取りこぼしがありそうです。

 香川ファイブアローズは天皇杯で3試合を戦った疲労の影響が心配でしたが、佐賀バルーナーズに2連勝。佐賀は佐賀で、長期離脱中の中西佑介と西裕太郎に加えてマイルズ・ヘソンも出られないなど怪我人に苦しんでいる状態だったので、香川としてはタイミングに助けられたところもあるかもしれません。

 熊本ヴォルターズはジョーダン・ハミルトンの代わりとなるカイル・バローンがようやくベンチ登録され、鼻骨の骨折で前節を欠場したベンジャミン・ローソンもマスク姿で戦列に復帰しましたが、全選手が揃う西宮ストークスに連敗。これでこのチーム同士の対戦は2勝2敗の五分となり、直接対決の行方は西宮のホーム最終戦まで持ち越しとなりました。

 越谷アルファーズ青森ワッツの対戦は、両日とも100点ゲームで越谷の快勝となりました。青森は駒沢颯、臼井弘樹といった若手が目覚ましい活躍を見せているとはいえ、出場できる外国籍選手が2人で、それも交互に入れ替わる常時on1の形では、B2最重量のインサイド陣を抱える越谷を抑えるのは無茶だと思います。ここまでベンチ登録のないライアン・リチャーズの処遇を含め早急に外国籍選手のテコ入れをしなければ、このままシーズン終了まで突っ走ってしまいそうで恐ろしいです。

 福島ファイヤーボンズvsアースフレンズ東京Zの対戦と、バンビシャス奈良vs山形ワイヴァンズの対戦は、何れも下馬評で劣る東京Zと奈良が善戦を見せるものの、終盤に力尽きて連敗となりました。どちらのチームも、せっかく得たチャンスを自分たちのミスでふいにしてしまうような場面が見受けられ、これが上位と下位の差かと感じました。とはいえ、善戦できる力を持っていることも事実なので、何か浮上のきっかけを掴めば一気に上がってくるかもしれません。

 というところで、今節は順位に大きな変動がなかったB2でしたが、次節は今季初の水曜開催が待っています。短期間でのスカウティングやコンディション調整など、今までとはまた違った力が試される次節。どうなるか注目していきたいと思います。

赤い鷲募金で地域を応援しよう!

 先日、FE名古屋からこんな企画が発表されました。

 11月のホームゲームで、東山動物園のハクトウワシの餌代を集めるチャリティー募金をしようというもの。
東山動物園といえば、FE名古屋がサブアリーナとして使っている千種スポーツセンターの目の前にあり、飼育種類数、敷地面積ともに日本最大級の動物園。そしてハクトウワシといえば、FE名古屋のマスコットであるリードくんのモデルとなったイヌワシの仲間です。
 FE名古屋は名古屋市内、愛知県内でもまだまだ認知度が低いだけに、地域貢献活動は積極的にやってほしいですし、せっかくやるならこうしてチームの特色を生かす形でできるとなお良いですね。
 東山動物園の動物スポンサーになると、下記の公式HPや園内の当該動物が飼育されている檻の近くにスポンサー名が掲載されるので、露出の点でFE名古屋にとってもメリットの大きい企画だと思います。

 また先にも述べた通り、東山動物園は日本でも有数の規模を誇る動物園ですので、千種スポーツセンターで対戦するアウェイチームのブースターはもちろん、枇杷島スポーツセンターで対戦するアウェイチームのブースターもぜひ足を運んで見てください。入園料は大人(高校生以上)500円、中学生以下無料という破格の安さで、しっかり回れば丸一日楽しめます。
 その値段でそれだけ楽しめればバスケの試合なんて行かなくてもいいじゃないか…となることだけが心配ですが、ぜひぜひセットで楽しんでくださいね!

この記事が参加している募集

よろしければサポートをお願いします。いただいたサポートはFE名古屋を中心にBリーグに還元します。回り回って、あなたの推しクラブ還元されるかも…?