期待の新戦力、荒川颯とは
FE名古屋への加入が発表された新戦力、荒川颯選手について紹介します。といっても特別詳しいわけではないのですが…。一応、今季の開幕前から個人的に目を付けていた選手なので、現時点で知っている情報を皆さんにも。
ちなみに、開幕前のこの記事で彼について少し言及しているので、こちらも合わせてどうぞ。
<経歴>
神沢中(愛知)→洛南高(京都)→拓殖大(東京)→ライジングゼファー福岡(特別指定選手)→滋賀レイクスターズ(練習生)
代表歴:U18日本代表、3×3日本代表
愛知県出身の23歳。U18の日本代表や3×3の日本代表にも選ばれた経歴を持っています。拓殖大学では大学2年次にスターティングメンバーとして関東リーグ優勝、インカレ3位入賞に貢献。3つ上の先輩には、過去にFE名古屋に所属した成田正弘も。
拓殖大学在学時には3×3.EXEのプレミアリーグにも参加し、BEEFMAN.EXEの一員としてプレーしました。リーグの新人賞にも輝き、2018年には3×3日本代表としてアジア大会にも出場しています。
昨季はライジングゼファー福岡で特別指定選手として1月からプレーし、11試合で平均13.9分出場、2.8得点1.4リバウンド2.1アシストの成績。今季は滋賀レイクスターズに練習生として帯同していました。兄は現岐阜スゥープスの荒川凌矢。
<プレースタイル>
魅せるプレーを標榜しているスコアリングガード。ボールハンドリングのスキルが高く、ドライブでリングにアタックできる選手です。福岡では3Pの成功がありませんでしたが苦手というわけではなく、大学では3Pを武器に得点を稼いだ試合も。4年次にチャレンジした3×3では、ハンドリングに磨きをかけるとともに、常にディフェンスのプレッシャーが強い状況でプレーすることでプレッシャーへの耐性を得ました。伸び伸びとしたプレーが魅力です。
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<FE名古屋において期待すること>
会田太朗が故障者リスト入りし、ブラッドリー・ウォルドーが契約解除となったタイミングでの加入となりましたが、前述の2人とのポジションの違いを考えると、即戦力としての補強というよりは登録枠が空いたので以前から注目していた選手を試してみようという意図であるように思えます。今すぐに活躍が求められているわけではなく、将来に向けた布石的な意味合いが強いはず。
ただし、経歴からもわかる通りその能力は確かなので、上手くハマればいきなり戦力として活躍することも十分に考えられます。そこそこ身長があるPGというのは今の(というかずっと)FE名古屋に欠けているポジションのひとつなので、事前の予想を良い意味で裏切ってくれることに期待したいです。
愛知県出身であり、元FE名古屋の成田正弘の後輩でもあるなど、そのストーリー性はFE名古屋ブースターのお気に入りになる選手であることは間違いありません。魅せるプレーやその甘いマスクもブースターの人気を集めるポイントになるでしょう。
会田太朗が復帰すれば登録人数の上限を超えてしまうため、そのときは誰かが契約解除ということになりますが、もしそこで契約解除になったとしても、今季はコロナの影響による特別ルールで同一シーズン中に同じ選手を複数回登録することが容認されているため、その後もチャンスはあります。滋賀への加入時には「今シーズンの過ごし方次第で自分のバスケ人生は大きく変えられるような大切な年になる」とも語っていただけに、ぜひ良いプレーをして信頼を勝ち取ってもらいたいと思います。
(終わり)
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