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Weekly FE名古屋2021-22 #2

今週のTopics

① 難敵福島に1勝1敗、ラインナップの最適解は?
② 無敗チームの真価が問われる第3節
③ B2順位予想inダブドリライブ

難敵福島に1勝1敗、ラインナップの最適解は?

 第2節の相手は福島ファイヤーボンズ。昨季はプレーオフ進出こそ逃しましたが、選手全員が積極的にリングにアタックする好チームで、今オフの補強によりさらに戦力を増しています。

 結果的に1勝1敗となった今節、FE名古屋は試合の中で様々なラインナップを試していました。
 Game1ではクウェリを中心としたラインナップとすることが多く、外国籍選手と帰化選手を3人並べる3BIG(いわゆるon3)のときも、クウェリを出場させている時間帯が長くなりました。
 一方、Game2ではスタートこそクウェリを含む3BIGだったものの、それ以降の3BIGはランダル、ルーク、JJの3人を並べる形で、その中にクウェリを含めることはありませんでした。
 これは、クウェリを長時間起用したGame1で福島に多くの3Pを決められたことを受けて、ディフェンスの目線をインサイドからアウトサイドに移したことが理由だと思います。クウェリの場合、インサイドのディフェンスは現メンバーの中で最も信頼できると思いますが、ピック&ロールなどで外に引っ張り出されてしまうと、その機動力のなさが穴になってしまいます。
 しかし、Game1の内容からもわかるように、クウェリのインサイドでの得点力や守備力もそれはそれでFE名古屋の武器となるものです。Game1とGame2のラインナップは絶対的にどちらがいいというものではなく、今後も状況に応じて使い分けていくと思うので、注目していきたいです。

ブライアン・クウェリ(ばんばんさん)

(写真提供:ばんばんさん(@banno_sports))

 また、今節は開幕節やプレシーズンでは見られなかった石川と笹山の同時起用もありました。相馬の離脱による緊急措置だったのかもしれませんが、Game2の終盤などは上手く共存しているようにも見えました。ボールを持たせてナンボの2人を同時起用するなんて使う側としてはもったいない気もしますが、相手からすれば笹山を止めたと思ったら今度は石川が仕掛けてくるとか悪夢以外の何物でもありません。お互いのパスからの3Pという武器もありますし、今後もこうした起用が見られるのか、こちらも注目していきたいです。

笹山 石川(ばんばんさん)

(写真提供:ばんばんさん(@banno_sports))

無敗チームの真価が問われる第3節

 開幕から4試合を終えて、未だ無敗のチームは山形ワイヴァンズ香川ファイブアローズだけになりました。

 昨季、シーズン終盤に勝ち星を伸ばしてワイルドカードに滑り込んだ山形は、絶対的エースであるアンドリュー・ランダルが移籍してどう変わるかというところでしたが、昨季から続くライコビッチHC体制の下で、ここまでは中島良史が素晴らしい活躍を見せています。出場時間はチームトップの平均31.2分で平均9.5得点。リバウンド(平均4.5本)やアシスト(平均5.8本)の数字もよく、チームの中心となっていることがよくわかります。
 また、今オフに加入した村上駿斗、田原隆徳、眞庭城聖といった選手たちもいいプレーを見せていますし、ジャワッド・ウィリアムズのチームを支える大黒柱としての働きもさすがですね。

 香川は、なんといってもアンガス・ブラントの活躍が光ります。正直ここまでとは思っていませんでした。インサイドでの活躍もさることながら、昨季の滋賀ではシーズンを通して11本しか打っていなかった3Pを今季は4試合合計で既に12本放っており、確率は昨季の27.3%から50.0%と大きく向上。3年目を迎える兒玉&ウッドベリーコンビを中心とするチームのいいアクセントとなっています。
 奈良とのGame2ではウッドベリーが欠場していましたが、それでもしっかり勝利しているあたり今季は安定して高い順位を狙えそうな気がします。

 このように両チームとも開幕からいい試合をしているのは間違いありませんが、一方でここまでの結果は対戦相手に恵まれていたというのもあると思います。
 山形の相手は、外国籍選手が1人足りない愛媛と、今季も最下位争いが定位置になりそうな東京Z。香川の相手は、その東京Zと、こちらも外国籍選手を1人欠いている奈良でした。もちろん、だからといって簡単に勝てるわけではありませんが、上位を狙うチームであればしっかり勝っておきたい相手だったのは事実。

 そんな2チームの次節の対戦相手は、山形がFE名古屋香川が越谷となっています。何れも昨季のプレーオフに進出しており、下馬評では今季も優勝争いに絡んでくるであろうと予想されているチームです。そんな相手に山形、香川の両チームがどんなバスケットを見せるのか、注目したいと思います。

B2順位予想inダブドリライブ

 バスケットボール雑誌『ダブドリ』のYoutubeチャンネルで、B2の順位予想をしてみようという企画が行われました。
 参加者は、アースフレンズ東京Zの前HCである東頭俊典さん、ダブドリのデジタル部門を担当されている宮本將廣さん、B2の各チームの試合の感想をnoteで紹介してくださっている大迫力さん。そしてなんと、ありがたいことにと言うべきか恐ろしいことにと言うべきか、東頭さんのご指名により、僕も参加者として招待していただけることになりました。
 トリッキーな人選であることに加えて順位予想という燃えやすいテーマで一体どうなるのかと内心ヒヤヒヤでしたが、僕がいうのもなんですけどなかなか面白い配信になったのではないかと思います。上手に舵取りをしていただいた宮本さんに感謝、感謝です。

 FE名古屋に関して言えば、強みはもちろん、不安要素についても言及していただきました。詳細はアーカイブを見ていただければと思いますが、東頭さんのコーチ視点でのコメントなど、なるほど!と思うものばかりです。宮本さんや大迫さんの意見にも自分には抜けていた視点や違う捉え方をしている部分が多々あり、勉強になりました。FE名古屋だけでなく、ライバルとなる他クラブについてもたくさん話しておりますので、まだご覧になっていない方はぜひぜひご覧ください。

 それにしても、こうしてB2にフォーカスした企画をしていただけるのは本当にありがたいですね。一部地方の地元紙を除けば、B2に注目してくれるメディアなんてほとんどないので、こうした企画をきっかけにB2にも興味を持ってもらえると嬉しいです。もちろんB3だって面白いですし、B1だけでなくB2やB3も含めてバスケ界がさらに盛り上がってくれることを願っています。
 ということで、『B2も熱いぞ!』というのを知らしめるためにも、そしてちゃっかり第2回に繋げるためにも(笑)、ダブドリライブのアーカイブをぜひご覧いただき、高評価しちゃってくださいね!(宣伝で締め

今節のハイライト

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