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誰もが「自分で」選択できる世界に

自分で選択するとは?

自分で選択するってなんだろう。
選択は生きている人なら毎日いくつもしている。

今日は何を着るか、ランチで何を食べるか、から転職するか、起業するか、結婚するか、、

選択するってなんだろう、自分で選択するって何?少し考えてみた。

1. 習慣

小さなものから大きなものまで、選択には大きな労力を使うから習慣化しよう、という話をよく聞く。毎日同じ服を着る、ランチはここに行くと決めて続けていれば習慣化する。そうすれば、大事なことを選択することに労力を使える、というものだ。

この習慣が「自分で」「自分の意志」で決めて、作ったものならすばらしいと思う。しかし、保護者や周囲の大人によって形作られた習慣だったらどうだろうか?

2. 価値観・考え方

選択にはその人の価値観や考え方が大きく影響する。

では価値観や考え方はどうやって形成されるか。
 ーその人の過去の経験や周囲の人によって決まる。

親や周囲の人の考え方や価値観だったらどうだろうか?

3. 知らないことは選択できない

「知らなければ選択できない」当たり前だ。
たくさんの情報に囲まれているのに、なぜこんなに知らないことが多いのだろう。

4. 選択肢が知らないところで絞られている世界で

amazonのおすすめやYouTubeのおすすめは自分の行動履歴からのレコメンド。当然、自分が予測もしないようなおすすめはされないが、納得感や安心感がある。

SNSは自分の「好き」で他者と繋がり見たいものだけを見て生きていける。

レコメンドは便利だし、SNSも見たい世界を見るだけで幸せでいられるのならありだと思う。

でもほとんどのに人がそうではない。うまくいっている時は見たい世界を見ているだけで幸せでいられる。でも仕事がうまく行かなくなったり、人間関係にヒビが入った時、それまでの限られた世界では対応できなくなる。

だから、普段から見る必要がない世界にも少しでいいから足を踏み入れて欲しい。これまではしなかった選択をして欲しい。

例えばお金にならないことをやってみる。
普段関わることがない「こども」「障がい者」「ひきこもり」「高齢者」、様々な社会課題に触れる。

自分ごととして考える必要はないと思う。同情したり、支援したり、全ての人がする必要もない。
ただ、選択肢を少し広げて、多くの人の日常に社会課題が見える、様々な人がいる社会であってほしい。
子供だから、障がいがあるから支援するのではなく「一緒に生きていく」

同じような年代の、同じような価値観や考え方で固まった方がもちろん居心地が良いし楽。少しでいい、ほんの少し広げて。

5. レコメンドに負けないで生きていきたい

これに尽きる。

「いやいや、選択するのに勝ち負けとかないでしょ。」

勝ち負けはあります。
一つの選択には生まれてから出会ってきた様々な人、経験、今周りにいる人の意見、今いる環境、なんとなくの社会の風潮。

これらに負けず、「自分で」選択する。

誰もが「自分で」選択できる世界を。
-NPO法人アスデッサン のロルモRadio#17_3を聴いての気づき

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