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話題のオンラインカンファレンスツールRemo創業者登壇イベントを開催しました【イベントレポート】

5月7日14時から、Remoというサービスを立ち上げた創業者のHoyin氏を直接お招きして、Remo創業者登壇カンファレンスを開催しました。

イベント開催の経緯

まず、なぜ創業者のHoyin氏が日本で開催されるイベントに登壇することになったのかというのをお話します。私たちBlackEdgeは事業開発や海外事業のローカライズを得意とするコンサルティンググループなのですが、数週間前にRemoが日本で話題になった時、この革新的なUIを見て、これがオンラインコミュニケーションの今やるべき「解答」なのかもしれないと感じ、Remoにコンタクトを取ったのがきっかけでした。

まだその時点では日本からアクセスが増えたな~という程度だったのですが、その後等比級数的に会員数が増え、本日の講演ではすでに40%のユーザーが日本から来ているとHoyin氏からの発言もあり、このようにマーケットが無視できないレベルまで来ているということを感じ、今回直接ユーザーの声を聴き、日本でのマーケットの方向性を確認したいということで今回の登壇セミナーを企画することとなりました。

イベントの概要

実際にどんなイベントだったかというと、
14時~14時15分 入場およびテーブルの移動
14時15分~14時45分 Hoyin氏のプレゼン&QandA
14時45分~16時20分 テーブルでのディスカッション
14時20分~16時30分 まとめ、最後のご挨拶
というスケジュールで行いました。お申込みは100名でしたが、実際には7割程度の方にご参加いただけました。

Hoyin氏によるプレゼンテーション

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Hoyin氏からはRemoの開発ロードマップについて説明がありました。
説明には同時通訳および自動翻訳を入れ、さらにプレゼンテーションの画面で展開しました。

2020年 第2四半期は日本への展開に際し、
・UI/UX、エンジニアの雇用
・日本語でのチャットサポートスタッフの雇用
・日本でのポストセール(セールス後のサポート)スタッフの雇用
・営業要員の雇用
を積極的に行うということと
第3四半期には営業と開発を進め、開発におけるパートナーシップも展開

技術的なロードマップとしては第2四半期に
・カスタムフロアマップのアップロードが可能に
・プライベートイベントの設定が可能に
・Google翻訳利用時のバグのフィックス
・待合ロビーの開発
・管理者やイベントオーナーがどのテーブルにも入れる仕様への変更
・12人までの部屋を作れるようにする
・UI/UXをより洗練させる
を順次開発、さらに第3四半期には
・サービス全体の日本語対応
・マップビルダー(フロアマップカスタマイズのGUI環境)のローンチ
を行う発表しました。

Q&Aセッション

日本での展開において、スマートフォンやタブレットの対応をどのように考えていくかという質問については、まずはリソースの問題もありPCに集中して開発を行っていくことと、モバイル環境についても順次対応を行っていく(時期は今はまだ言えないが)としました。

セキュリティについての考え方については、まずはRemoのサービスがEmailの登録を必須としていることでURLがあれば自由にログインできるサービスに比べセキュアであることと、それ以外にも基本的にZoom社と同等レベルのセキュリティは担保に努めているとのこと。

さらに第2四半期後半には専門のセキュリティチームに入ってもらい、セキュリティについて一段上の対応を行っていくということも発表。

Hoyin氏とのテーブルセッション、参加者同士のディスカッション

プレゼンが終わったらHoyin氏がテーブルに入りディスカッションする時間と、それ以外のテーブルではRemoの活用方法についてのディスカッションを行う、フリートークの時間を取りました。

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日本市場で、Remoを活用したいと思っている人のゴールとは?そしてどんな仕事でどのように活用したいと思うか?などHoyin氏から積極的な質問もあり、各テーブルでは忌憚のないご意見を多数いただきました。

また、参加者同士でも様々な可能性について積極的な議論が起こり、今後のオンラインイベントの方向性について多様な意見が飛び交う充実した時間となったようです。

Remoはオンラインに「場」を生み出すことに成功した

ビデオ会議サービスはすでに様々なものがすでに展開されていますが、基本的に知っている人同士のオンラインコミュニケーションツールという設計を行っていることがほとんどでした。

このRemoというサービスは、オンラインのコミュニケーションという点に加え、テーブルに着席できるという見た目のわかりやすさも手伝い、Remoで初めてお会いする方とのコミュニケーションが生まれる「場」としての可能性を示したと思っています。

例えばファンイベントやコンサートを行った場合、偶然隣り合ったファン同士が、その後長い付き合いに発展するなんていうこともよくあったと思いますが、オンラインの配信イベントではそのシチュエーションは実現できませんでした。しかしRemoを活用すれば、同じファンイベントで出会った人同士が知り合い交流するということも可能になります。

ビジネスでの活用も同じです。展示会やエキスポ、フェアなどの商談会は、企業と企業が担当者を通じて出会う場であったと思いますが、これも現在のオンラインツールではその「場」を提供するということは難しいことでした。Remoはこの「場」を提供できているというところに、今外出できない、多くの人が集まるイベントが可能になったことで、様々なビジネスがオンラインで動き出すことができるのだと思います。

オフライン・オンラインイベントの未来

セミナー、展示会、エキスポ、フェアー、カンファレンスと様々なリアルなイベントを開催してきた方がおられると思います。このうち、実際に触れてみないといけなかったりリアルで見せる方が効果的なものについてはリアルに戻っていくかもしれませんが、イベントのいくつかは逆にオンラインの方が遠方から人が集めやすかったりということもありオンラインに移行していくのではないでしょうか。そんなとき、このRemoが幕張メッセーや各地の有名なコンベンションセンターと同じような著名なオンライン会場としての地位を確立できることが出来るといいなと思っています。

今回のようなオンラインでのイベントの開催に興味のある方はぜひhttps://blackedge.co.jp/ からお問い合わせください。

今回のイベントの反省

まず、お申込みいただいたすべての方にご出席いただけませんでした。各自当日の急な事情もあったりしてその点はしょうがない点ではありますが、できるだけ出席率が高くなるように私たちも工夫していきたいと思います。そして、イベント開催中に技術的な質問がいくつか寄せられたのですが、十分な対応が出来なかったのと、やはりお客様の手元の環境がこちらからは把握できないことのもどかしさも感じました。申し訳ございませんでした。そのあたりは技術のアップデートによって少しずつ改善されていくと思うので、できるだけ誰もがスムーズに会場に入れるようになっていけたらと思います。

またこの場をお借りして、カンファレンスの運営にご協力いただきました関口様、通訳で活躍いただいた竹内様に厚く御礼申し上げます。



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