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無料で楽しめるアート最新鋭スポット

こんばんは。
本日も暖かく、コート無しで歩ける暖かい気候でした。
春が着実に近づいているのを感じられて嬉しいな。
しかし土日は雨で天候が崩れるみたいなので、気を抜かずに行きたいです。


突然ですが、私の家の近くには大きな本屋が無く、たまに無性に品揃えが多い本屋さんに行きたくなります。そんな気持ちが抑えられなくなり、先日東京駅にある八重洲ブックセンターへ。



そこで運命的な本の出会いが。
「東京のちいさな美術館・博物館・文学館」です。

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まさに今の私が求めていた本。

すっかり美術館巡りが趣味になった私、東京の有名どころはほぼ巡ることができ、もっと新しい場所を求めていました。
こちらの本では自分ではなかなか発見するのが難しい、やや小規模な東京の美術館・博物館・文学館が数多く搭載されているのです。
知らなかった場所がたくさんあります。そしてなによりどこも魅力的です。


こちらの本の中からピックアップして乃木坂「TOTOギャラリー・間」へ。
TOTOと言えば水回りですが、こちらのギャラリーは全く関係ありません。
建築・デザイン等の展示をしており、今回は中川エリカさんという建築家の方の展示でした。

TOTO・間ギャラリーでの展示内容は、あの安藤忠雄さんをはじめとする日本の建築家を代表するメンバーで構成された委員会が決定しています。
そんなすごい方々に選ばれた建築家の展覧会がこちらでは無料で楽しめます。



建築系のギャラリーに行くのは生まれて初めてです。
中に入ると模型がたくさんおいてあり、「ミニチュア可愛い」という感想。正直何が何だかわからず、ただただ様々な模型を眺めていました。


そんな中、運よく始まったのが「館長・橋田さんによる館内ツアー」!
無知が参加していいのか戸惑いましたが、参加して大正解。
館長の橋田さん、素人にもわかりやすく説明して下さって、作品の見どころがわかるわかる!


館長橋田さんの説明によると

①中川エリカさんの代表作のひとつが某温泉地にある桃山ハウス


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・こちらはヘアピンカーブと呼ばれる急な曲がり角の坂にあり、そちらを生かして設計している。坂を上ると家の中に屋根の裏側・天井が見える独特なつくり。

・天井が4m以上あり、開放感がすごい。

・柱は合計十四本だがそのうち家の中にあるものは二本しかない。そのため空間を広々使用することが出来る。


②中川エリカさんは試作において段ボール・木材を使用している。

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・段ボール・木材を使用することで、透過率を下げ、光の影響に作用されない環境で建築模型を創り上げることができるそうです。
そうすることによって出来上がりとのギャップを防げるとか。

・段ボールは貼って剥がしてと気軽に変更が効く。イマジネーションにも即座に対応できる



③台の高さ調節

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・模型の台の高さがそれぞれ異なります。それはエリカさん自身が一番「見てほしい角度に合わせている」からだそうです。
視線すらも想像されていらっしゃる。



もう「なるほど、そうなんだ」という目から鱗な情報ばかり。
ツアーが終わった後同じ展示をもう一度見直したのですが、最初に回ったときと自分の関心がとても違う。細部にもじっと目をこらえている自分がいました。

運よく館長ツアーに参加できて幸せ者です。



その後も館長・橋田さんは気軽に「学生さん?」と話して下さいました(笑)


現在休業中で視野を広げるために来た旨を伝えると、それはいいことですね、と全くの無知の私にも個人的に様々な情報を教えてくださいました。
とっても穏やかで優しい方でした。ちなみにお洋服も洗礼された大人という感じでオシャレで、素敵でした。



こちらのギャラリーの他の注目ポイントは中庭。
日差しと風が丁度良いように入るよう設計されています。
とても気持ち良いです♪

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今まで絵画を中心とした美術館ばかりに行っていましたが、そろそろ他の世界にも足を踏み出す時期なのかもしれません。
先ほどの本「東京のちいさな美術館・博物館・文学館」に載っているありとあらゆる場所にお出かけして、自分の視野を広げようと思います。




それでは今日も良い夜をおすごしくださいませ♪

















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