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“弱さ”を認める強さ《CAの教訓》

こんにちは。《CA.jp》編集担当スタッフです。

梅雨の時期になると思い出す言葉があります。

「無理矢理ポジティブに考えることが“強さ”ではないよ。」

CA時代、仕事で理想と現実とのギャップに悩んでいたときにCAの先輩から頂いた言葉です。

当時の私は仕事が思うようにいかず、周囲との人間関係すら閉ざしてしまおうとしていたほどでした。

自分ができないことや自分の嫌いなところばかりが気になり、「嫌なことから逃げてしまいたい」「すぐ人のせいにしたくなる」という負のスパイラルに陥っていました。

けれど今思えば、逃げることも誰かのせいにすることも違うとは心ではわかっていて、無理矢理すべてをボジティブ思考に変えるように頑張っていたように思います。

そんなときにふと先輩から頂いた言葉でした。

上手くいかずつらいとき、誰かのせいにしたり自分を責めたりするのではなく、頑張ったけれど上手くできなかった自分をまずは認めてあげる。

完璧ではない自分と向き合い、弱さを持つ自分を受け入れてあげる。

自分の弱さを受け入れるということは、弱さを放置するわけではなくて「弱さ」についてしっかりと見つめて「自分にはこういうところがある」と客観視すること。

とても勇気がいることですが客観的に自分を見ることで、「こうなったのは、自分のせいだ」「もっともっと強くならなければ」と、やたらめったら自分を責めることはなくなりました。

けれど、「諦め」て「投げやりになる」こととはまた違います。

弱いところも強いところもすべてひっくるめて自分自身であって、それらすべてが自分をつくっているのだと考えること。

完璧でも完全でもない自分をまずは認めて、背伸びせず素直に本来の自分の姿で生きていく。

素直に本来の自分でいること。

そうやって「今の自分」を肯定することで、自分の嫌いなところも弱いところもすべて愛すべき自分だと思えるようになりました。

強さとは、無理矢理ポジティブに考えることではない。

じつは自分の弱さを認めることが、自分の本当の強さなのだと視点を変えることができた出来事です。

最後までご覧いただきありがとうございます。

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