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育児のスタート

我が家は小学校、中学校、大学と受験経験をしました。塾でも進学先でも優秀なお子さんがいると、ご両親も優秀だったんでしょう?って会話を何度も耳にしました。そして立派な経歴のご両親だとやっぱりね!って。子供の出来、不出来は親の遺伝なのですかねぇ?

しかし、親の学歴に関係なく、優秀で活躍する子供はたくさんいます。ネットニュースでも東大に入れる子供は小さい頃にこんな習い事をしてた、親の収入が平均以上あって、勉強する機会が与えられている子供が多いと一定のデータが出ていますよね。そこから見えるのは親の遺伝ではなく、環境因子で差が出るということも、子供に与える影響であると言ってます。

我が家はどうだったか。

別れた主人はご両親も大学卒小学校受験、中学受験を経験し、中高一貫校から大学受験を経ています。義母は専業主婦で義父は一流企業に勤め、裕福な家庭で育ち塾通いもしていました。

私の父は高校卒、母は中学校卒です。私は公立小学校から私立高校、看護学校へ進学して看護師になりました。両親は共働き、習い事は算盤だけ、塾は夏期講習のみ、あとは自宅でできる通信教材のみで、看護学校へ行くために浪人した時のみ看護専門の塾へは一年通わせてもらいました。

主人はあまり勉強が好きではなく、習い事なども興味がなく、昔の受験経験もやらされたから、母親が勉強しなさいと言うからやったと言ってました。

私は大人しくてお絵描きすること、文字を書くことなどが得意だったので、親からはいつも机に向かってるイメージだったようです。体育以外は成績は比較的上位だったと思います。小学校五年生からずっと学級委員で、昔の同級生からは勉強ができる人というイメージだったと聞きました。

そんな2人が夫婦になって育児への考え方は全く異なるものでした。まず親というものが、育った環境でイメージが全く違いました。

私の両親は共働きで、常に2人で同じ苦労を共にしてきたのもあり、子供から見て両親は協力し合うイメージ。一方主人の方は、母親は専業主婦であり、父親は基本的にいない。育児は母親に任せるものというイメージ。結納の時、いつまで仕事は続けるのかしら?と私の両親は聞かれたそうです。専業主婦として主人の世話はもちろん、育児に専念して欲しかったようですね。

妊娠8ヶ月まで、病棟で私は仕事を続けました。産休を取りすぐ戻ることは、育児環境からして難しいかなと思い一旦退職することにしました。

子供が産まれて、主人は子供との関わり方がわからないようで、週末も自分の時間を変えず過ごしてました。そんなところに不満が募り、義母には愚痴を言ってしまいましたが、その要因は父親のせいねと。育児は母親だけがやっていたので、父親が育児参加するイメージが記憶にないせいだろうと言ってました。

そこから私は自分で子供に必要な教育を考えるようになりました。主人は恵まれた環境で教育を受けられたけど、私はもっと勉強したかったし、大学病院で優秀な先生方と仕事をしていると、先生方に憧れました。子供にもしっかり教育環境を与えること、職業選択が増えるように色んな教育をしてあげたいと思いました。

大人になって身近に自分より能力があり、社会で成功している人がいることで、親は自分と比較して、子供には自分とは違うそのような人間になってほしいと思うことは多いのかなと思います。自分のような大人になってほしいと思えると幸せなのかもしれませんが、何かしらコンプレックスがあったり、満足していない大人の方が多いでしょう。そんなところに、自分の血が通った子供には幸せになってほしいという思いと同時に、自分以上になってほしいと思う方も多いのではないでしょうか。

私が育児に影響を与えたのは、職場で一緒に働いた医師達です。どんな人達と出会い、育児へ影響したか次回お話したいと思います。





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