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ありがとうパラリンピック!!

めっちゃチープなタイトルw

そんなことは自分でもわかっている。でもこの「ありがとう」という言葉に尽きるのではなかろうか?


強かった、とにかく強かった。

ニュース速報が出るたびに日本人選手のメダル獲得の知らせが目に飛び込んでくる。それくらい強かった。

 

うちの母は視力が恐ろしく低く、おまけに老眼でもあるので今回のパラリンピックで選手たちには相当な勇気をもらったようだ。

「私ももう20年若かったら出れたかもしれない」

(いや、そうやって年齢を理由に諦める人に4年に一度の女神は振り向いちゃくれないよ)

そう、年齢なんて彼らには全く関係ない。現に女子マラソン(視覚障害)の西島美保子選手はなんと御年66歳!

うちの両親より歳上だ。すごすぎる!しかもマラソンを始めたのも40代の半ばからだというから更に驚きだ。

自転車ロード女子タイムトライアルの杉浦佳子選手も日本のパラリンピック史上最年長の50歳での金メダリストとなった。
「最年少記録って二度とつくれないけど、最年長記録って作れますよね、またね」

こんな素晴らしい名言も残してくれた。

そうだ、記録は何もタイムの速さや年齢の若さだけじゃない。
積み重ねていくことで作り上げるものもある。

なによりもうすでに次の最年長記録を見据えているところに感服してしまう。


「やっぱり金を獲るような人は違うね〜」

相変わらずわかったような口をきく母に若干イラッとしたものの、言ってることは間違ってないのでそこはグッと飲み込むことにした。


以前自分でもツイートしたが、パラリンピックの選手は皆さん一様に感謝の気持ちを述べてくださる。

そしてその言葉もどれもが心に刺さる。


調べてみるとそもそもパラリンピックの選手たちは出場すること自体が奇跡だ。

例えばマラソン女子の視覚障害T12で金メダルを獲得した道下美里選手は月に700キロ以上も走り込むそうだ。

しかしこれは走行距離以上に大変なことだ。

なぜなら彼女は目が見えないため一人で走ることができないからだ。

週に10~12人もの市民ランナーらが仕事や家事の合間に代わる代わる伴走を務めてくれるおかげで彼女は走り込みを実現できる。

これは実力以上に人間ができてないと不可能だ。

彼女が世界を狙えるからというだけでは絶対にまわりは付いてきてはくれないはずだ。それは他の選手たちも同じなのだろうと思う。

ゆえに皆さんの言葉には深みと説得力がある。そして強い輝きを放つ。

「彼女は身長が144センチなんですね。おそらく世界で一番小さな選手だと思います。
世界一小さなランナーが世界一大きな夢を掴みましたね。」

これは道下さんのレースでの増田明美さんのコメントである。最終日にとても心に残ったフレーズだ。

(名選手の活躍に増田明美あり。増田さん、あなた本当に名解説者だよ。)

パラリンピックが教えてくれたもの。「強さとはなにか」

人生を決めるのはメダルの色だけでない。

金でも銀でも銅でもない。
色のない、でも輝いているメダルがあるんだと教わった気がする。

強さもおなじだ。

パラリンピックピックに多くのカテゴリーがあるように人生も人それぞれ。様々なカテゴリーがある。

その中で精一杯戦うこと。感謝すること。その気持ちを持ち続けたい。

今回選手の皆さんにいただいた感動はどうお返ししてばいいのかと考えた。「これから障害を抱えている方がお困りのときには積極的に声をかけます。」

そんな至極当然なことにすらまともに思い巡らすこともなかったんだなと深く深く反省した。

自分は多くの方のおかげで今日という日に立てているんだ。

あぁ、今日という日は奇跡だ。

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