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camyu
2022年7月29日 00:51
「おはようございます」僕は結局眠るのを諦め、6時過ぎにはベッドを抜け出し、萱森さんが仕事に行く前に簡単に食べれるよう、サンドウィッチを作っておいた。具は茹で卵をほぐしてマヨネーズで和えた物とツナサラダ。冷蔵庫にあった、有り合わせの具材だ。7時を知らせるアラームが鳴る頃には、外もすっかり明るくなっていた。無防備な寝顔は小動物を見ているようで飽きなかったが、仕事があると言っていたから、このまま
2022年7月15日 23:00
タクシーの運転手の協力もあり、泥酔した萱森さんをなんとか部屋に運び込むことは出来た。しかしまだ、玄関で倒れたまま、全く起きる気配はない。気を失っているわけではなく、純粋に、酔って熟睡しているのだ。普段の扱いを思うと、玄関に起きるまで放置しておこうかとも考えたが、かろうじて思い直した。引きずって部屋まで運ぶのはさすがに申し訳ない。そうなると、必然的にお姫様抱っこしか選択肢は無くなった。「ふっ