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Selfish

 わけもない感情が雪崩れ込むときがある。急にブランコを漕ぎたくなったり、カレーが食べたくなったり、友だちの声が聞きたくなったり、自分にできる社会への善処を探したり、、、

ホットドックかじって
夢の数を数えて
こんな夜の気分は
歌にもできやしない (金星 / サニーデイ・サービス)

 世の中には色んな人がいる。それを無理やり2つに分けることができるんじゃないかと思う。まず人のために動く人と、まず自分のために動く人。

 友だちや可愛がってくれる大人の方に国際ボランティアをした人や街の発展のために尽力できる人がいる。尊敬する。俺はいつからか街のためとか、世界のためとか、心底は思えなくなってしまった。何とか七夕の短冊に「世界が平和になりますように」と書くことは今でもできる。しかしそれが限界になった。何というか、ひん曲がった。

愛する気持ちだけでも
折れずに生きてりゃ充分さ (非国民的ヒーロー / 大森靖子)

 快・不快を判断材料のかなり上に置いてしまう。気持ち悪いことをひとまず放って置けない時がある。何度かそれで失敗してきた気がする。

 どうすれば"気持ちいい"という気分を保存できるか。そんなことをいつも考えている。それはコーヒーを飲み終えた後、口内に残る余韻が好きだというのに似ている。なんか、こういうことって多いんだろうな。数学は思考を組み立てたり多角的に見る勉強だから応用してこそ意味があるなんて言葉をどこかで聞いたけど、そんな風に、色んなものが結果として色んなものの比喩になる。人生経験はそんな風に横の広がりから縦にも染み渡っていく。

度を超えた自由は不自由と知る
一瞬で夕暮れが夜に変わる 
取るに足らぬ1秒に時折学ぶ
たまにゃ感傷に浸りたい時もある
人は辛いとすぐに鼓舞したがる  (波の歌 / OMSB)

 先の見えない将来。久しぶりに連絡を取った友だちが発する電話越しの声。"もしも"で存在する、教室で居眠りする自分の姿。何だか、これまでの生活が幽かになっていく気分。きっとみんな不安ですね。俺は何だろう、

 ずっとこの気持ちなんだと思う。環境に恵まれた。楽しいことをしたいです。それにコーヒーが関われたら嬉しいし、必要ならばそこから枝葉を伸ばして色んなことができるようになりたいな。俺はトビタテもUKARIも好きです。今そばにいてくれる友だちのことが大好きです。そして、まだ見ぬ将来の、最高な友だちのことが今からもう好きです。それらみんながより良い方へ、光の方へ行けたらいいなぁと思ってます。

周波数を合わせて 調子はどうだい? 兄弟、徘徊しないかい?
空白の何分かだって その苦悩や苦労を Blowして踊りたい (MINT / Suchmos)

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 楽しむことを忘れずに、楽しみ続けるため必要なしんどさは、なるべく楽しそうになるよう自分なりに調理して、やっていけたらいいですね。この時代が終わったら砂漠にでも、海にでも、東ティモールにでもいきましょうみんなで。未来には期待したいし。そういう気分の低気圧。

時間が止まって 音楽が始まる
憶えておけるかな
いつか戻れるように (時間が止まって音楽が始まる / サニーデイ・サービス)


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