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伝説のシャルルマーニュ

伝説のシャルルマーニュを知っているか。

伝説のシャルルマーニュとはお菓子のことである。
だいだい色とも黄色とも言い難い色をしているスナック菓子「カール」だ。

カールといえばもちろんフランク王国のカール大帝を連想させられるだろう。

「カール」と聞いてパーマとかくせ毛とかをイメージする人たちがいるのかもしれないが、僕自身がくせ毛コンプレックスを抱えているためか、やはりカールといったらカール大帝しかいないのだ、、絶対にね。

カール大帝は今のフランスとかイタリア、ドイツあたりの強大国家の前身となる国をまとめた人というニュアンスで大方間違いないだろう。

そして偉大なるカール大帝はフランス語で「シャルルマーニュ」。だから僕が勝手にお菓子のカールのことをシャルルマーニュと呼んでいるというわけである。

なんせ普通に「カール」と呼ぶのと「シャルルマーニュ」と呼ぶのとでは高級感が全く違う。

ものの数百円で買えるお菓子がパリ土産のジャム、マルセイユ土産の石鹸、ボルドー土産のワインのつまみと言わんばかりのネーミングへと変化するのだ。シャルルマーニュと呼ばない選択肢はないだろう。

そんなシャルルマーニュ(カール)は2017年に関東地方での販売を終了したそうで、現在は関西地域(滋賀・京都・奈良・和歌山)以西の西日本地域に販売を限定している。

しかし、先日この伝説のシャルルマーニュが手に入った。いつも良くしてくれる隣人からいただいたのだ。

さっそく袋を開けて、ひん曲がった一口大のシャルルマーニュを右手で取り出す。

うむ。これはフランス育ちのミルクをふんだんに使用したといっても過言ではない、濃厚なチーズの香り。西岸海洋性気候の申し子を口へ運びサクッと噛む途端、魔法がかかったかのように消える、、、、とは言えず、歯にベトっとへばりつく。

関東人はこの歯にへばりつく感覚が嫌いなのだろうか。むしろ関西以西の人たちはそのへばりつく感覚が好きなのだろうか(いや、好きではないはず)。

とはいえ、小学生ぶりくらいに食べたシャルルマーニュは結構美味でした。

食べて分かったが、シャルルマーニュかカールかで言えば、「カール」の名前の方がお似合いだ。だが、関東地方ではもう売られていないのだから、その付加価値でシャルルマーニュと言うべきである。

関西地方以東に住むみなさんも、関西へ行く機械があれば是非シャルルマーニュを購入してはいかがでしょうか。

【追記】
シャルルマーニュを作っているメーカーは明治。これがブルボンとかだったらフランス縛りで最高だったわね。

「押すなよ!理論」に則って、ここでは「サポートするな!」と記述します。履き違えないでくださいね!!!!