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傾斜に暮らす ①

8段ある段々に暮らすことは、
平野よりも自然の恵みを受け取れると感じています。
日差しは届き、木々が重なることなく育ち、木陰から涼風が得られ、水はけもよく作物も育ちやすいという環境が傾斜地にはあります。

でも私たちの家は傾斜という地形に沿って家も建っています。
これはなかなかないし、ないからこそ自分らで進むしかなく大きな課題、挑戦でもあります。

この家の屋根は斜めですが、基礎部分は段々の地形に合わせ4段に区間されていて、建物内は平屋建てが4つある感じです。
外から戻っても山登りは続いてる感じの暮らしです。

家の基礎は安心ですが、家の回りは屋根と同じように斜めなんです。
住み始めた頃は降った雨が建物内に流れ込んできていました。

地滑りとは、
地表が固くて地中に水が染み込まず、草も生えず地表を土が流れ続けていること、これにより土砂崩れなどがおきる、と思っていますが、

この土地もそれが怖い。

降った雨が思わぬ所、家の下など見えない部分に流れ続け、いつのまにか水脈を造っていたら…

最近は家の回りをコンクリートで固めている、これってコンクリートの下は、回りは?
ゼンブツナガッテルヨ

この家この土地で暮らしていくために、小さな地球を想像し水をコントロールしていく。

地形=建物に合わせ細かな段々畑いわゆる階段を作っていく。
材料は、石、焼木、木の根は切らずにサイコーの土留にする。
階段の横にはハーブガーデンや小池を造ることにより土留が強固に、そして多様性も生みそれが土造りにも繋がる。
水を観て、水に脅威を感じながらの6年
失敗を繰り返しながら造ってきた。

今年もきっと降る…
当たり前になってきたスコールのような雨が

アンシンシテ コトシハ ネムル ゼッタイニ

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