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文体もスタイルもライフ、書くことも生きること、明日から職場復帰、精一杯良いもの作ろう、食べたものが生きる糧となるように。

 

 電話がなって、受話器を上げると懐かしい料理長の声、挨拶のあとはいつから来れますかと、信じられないような一声。来れます来れます、いつでも来れます、どこでも行きます。ではと金曜日に。みんな待ってますよと嬉しい言葉も。休業要請の後は段階的営業再開で、社員卒業した後も一緒にやりましょうのありがたいオファー。休業が開けて営業再開も社員は一人二人づつの復帰で会社でたぶん一番年上のぼくに声かかるわけないなあ。でもかかってきました、奇跡のようなみんな待ってますよのあの声、ありがとうございます。

 note書かせてもらって、雑文悪文よしなしごと、病かかって真っ先にあかんようになりそうな自分の年齢、コトッと行く前にせめて一緒にキッチンで働いたあいつやこいつや、あのひとこのひと、受け取った言葉、料理のもとのまごころ、書き残そう、だれも気にせんかもしれんが。電気の流れや、インターネットやグローバルや。とどけよ、アメリカ、デンマーク、アジアの友に、自動翻訳もいまや夢じゃない。そう思ってとにかくほんとうのことだけ書こう。noteの記事がさしのべる手になるように、キッチンに響いた声のように。

 もし、こういうnoteの機会がなかったら、巡り会えなかった人たち、あの記事この記事、ああそうか、そうやったんかと自分の料理をどういう風に味わってもらうのかちょっとだけ知り得たような気もしてニンマリもします。この大都市で料理をさせてもらい、日本だけでなくアメリカでも、かってぼくの料理を食べたひとがいるかもしれない、これも凄い愉しい想像です。

さあ、では明日のために。ちょっと体力、筋力、思考力、瞬発力こころもとない。しかしと、二年のブランクからチャンプにもどったムハマド・アリ、四十二歳で復活したジョージ・フォアマンを見よ。風よ吹け、狼煙を上げるのだ。捲土重来の期はそこに。復活なのだ、鐘を鳴らすのだ、なんちゃってなのだ。ぼくのハイタッチ、受けてください友よ。ありがとう。

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