見出し画像

私の執筆遍歴(その6)

皆様こんにちは(こんばんは)。まつやちかこです。

執筆遍歴の語り、その6です。(その5はこちら)
ひとまず今回で「執筆遍歴」について書くのは終了いたします(これまでの5回に比べて少し長めです)

開催時間中の、自スペースのあまりにも閑散とした雰囲気に耐え切れず、即売会への参加をいったんやめようと思いましたのが、2017年9月でした。執筆意欲自体が減退していたせいでもあると思います。出たところで楽しくないし、新しい作品が出せるわけでもないし……という気持ちで。
なので、執筆意欲が戻ってきたところで「またイベント参加を始めようかな」と懲りずに考えてしまったのでしょう(苦笑)

具体的な経緯を申しますと。
件の、9月に参加した第5回文学フリマ大阪にて、それまでの数年に出した無料本の作品をまとめた本(既刊『anniversaire』シリーズのSS本)を出しました。その際、少しぐらいは何か新しい作品を、と思って同シリーズの掌編を書いて、本に挟み込みました。
その話(ヒロイン妹を視点にした話)を書いたのがきっかけなのか、イベントが終わった頃から、同シリーズのSSネタがふつふつと、数日ごとに思いつく勢いで次々に湧いてきまして。以降2か月ほどの間に6本、SSを書きました。中には2・3日で書いた作品や、文章が浮かんできて止められないので外出時の合間にスマホで執筆した作品も。
約2か月でSSを6本、というだけでも私としてはかなりのスピードでの執筆。その上に、普段はやらない「スマホでの執筆」をせずにはいられないほど早く書き進めたかったという状態から、いかに当時の執筆意欲の勢いが(私にしては)すごかったか、ご推察いただけますでしょうか。
その後、少し間は空くものの、翌年1月下旬から3月下旬にかけて、さらにSSを5本執筆。

「これだけ書けばまたSSまとめ本が出せるな」と思ったかどうかはさておき、ほぼ間髪入れずに次々と書けていることがとにかく楽しくて、楽しさの余波で、2018年5月の関西コミティア52(?)に申し込んだ気がいたします。申込書送付は締め切り間際だったはずなので、たぶん2月半ば~末頃。
8か月ぶりのイベントも、大した売り上げではありませんでしたが、前回(第五回文フリ大阪)よりは楽しく過ごせたように思います。

SSが勢いよく書けるようになった時期より少し前、たぶんTwitterの誰かのつぶやきで見かけたのがきっかけで、投稿サイト「pixiv」の小説コーナーに投稿開始(2017年7月頃)。少し後に「エブリスタ」に登録(2017年9月頃)。その後、日にちをおいて「カクヨム」「セルバンテス」にも登録しました(2018年11月頃/2019年春頃)
現状、反応の多さで比較すると「エブリスタpixiv>>カクヨム>>>セルバンテス」という状態ですね。エブリスタでは多少なりとも「ファン」と言ってくださる方に出会えたり、いくつかのコンテストで多少の評価を頂いたりもできているので、相性が良いサイトなのかなと思っております。

イベントの話に戻りますと。第六回文学フリマ大阪は、日にちの都合が悪くて申し込みませんでした。なので2018年の参加は関西コミティア1回のみ。
翌年2019年は、1月の第三回文学フリマ京都に初参加したり、初めて委託枠での参加(第8回Text-Revolutions)をしたりしました。それぞれ、無料本しか捌けなかったり、思ったほど売れなかったりはしましたけれど……ある意味、もうしょうがないかな、という気分にも。
売れている人や人気ある人がうらやましい、という気持ちはきっと消えないし、そうでない自分の現実が辛かったりする思いもたぶんずっとなくならないけれど、足掻いても変えられないのであれば、受け入れて認めるしかないだろうと。
多くはなくとも定期的に読みに来てくれる方がいて、見える形での評価を少しでも頂けているなら、その事実を大事にして、高みばかり見つめて望むのはやめておこう、その方が精神的にも良いはずだと考えるようになっていきました。ネガティブになりやすい性格上、どうしても定期的に「モチベーションが下がって自分の作品を好きになれない時期」は来るけど、そのことも含めて「自分」がそういうものだと許容するしかないな、と。

そんなこんなの紆余曲折を経て、今に至ります。
まだまだモチベーションの波が激しいので、書ける時書けない時の差も大きいです。たとえば2018年は、久々の中編(エブリスタとpixivで連載)を含めてけっこうたくさん(当社比で)書けましたけれど、2019年は新しい作品を書こう書こうと足掻いている間に過ぎてしまった感じですね……仕上げられたのはSS4本と、10年来放置していた短編1本。

……今年は、どうなるかな。
やっと先日(2月末)、新しい中編の連載を始めましたけど、今年中に完結させられるかどうかは不透明。現在執筆中なのが第4章の始めなんですけど、プロット通りに書くと10章以上になりそうで……なにぶん、現在の箇所に来るまでに1年以上かかってしまっているから、完結までに日にちがどれぐらいかかるものか、ちょっと読めません(爆)……年末には、なるべく、完結に近いところに到達していたいものだと思います。はい。
合間に、ショートストーリーを1本でも多く書きたいですね。余裕があれば、未開拓ジャンルにも挑戦したい(ホラーとか和風とか)
11/1の第10回Text-RevolutionsのWebアンソロジーには投稿する予定。Twitter企画の「300字」「ノベルちゃん三題」も、できる限り続けます。

生きている限り、できるだけ、長く書き続けていたい。
……と考えておりますので、今後も基本的にはマイペースに、かつ精進の心は失わずに、地道に書いていこうと思います。
皆様には、お時間のある時に思い出していただけて、少しばかり覗きに来てくださいますと、幸いです。どうぞよろしくお願い申し上げます。

この記事が参加している募集

自己紹介

表立った応援をしていただいた経験が少ないので、サポートしていただけたら飛び上がって喜ぶと思います(笑)。よろしければ。