C-I Baseballオンラインセミナー【肩関節インピンジメント症候群】−病態とトレーニング−
概要
投球障害肩のひとつであるインピンジメント症候群に対する
アプローチをストレッチやカフトレーニングのみで終わっていませんか?
インピンジメントを改善するには段階的にアプローチが必要なんです。
全力投球復帰させるためには
どんな機能の構築が必要なのか?
今回は病態理解からメディカルリハビリテーション、アスレティックリハビリテーションと
段階的な介入方法を解説していきます。
目次
|病態
・インピンジメント症候群とは
・関節外インピンジメント
・関節内インピンジメント
・起こりやすい投球動作
|一般的なトレーニングの問題点
・ストレッチやカフトレーニングだけでいいの?
・ネジとネジ穴の関係
・患部外機能
|メディカルリハビリテーション
・メディカルリハビリテーションの流れ
・実際のトレーニング
|アスレティックリハビリテーション
・アスレティックリハビリテーションの流れ
・実際のトレーニング
講師紹介
|増田稜輔
|佐藤康
病態
投球障害肩のリハビリテーションを進める上で病態の把握は非常に重要であると考えています。今回は投球障害で多く経験するインピンジメント症候群について解説していきます。
インピンジメント症候群とは肩関節運動時に骨や軟部組織が衝突することで発生します。分類は大きく分けて2つあります。
関節外インピンジメント:肩峰下インピンジメント 烏口突起下インピンジメント
関節内インピンジメント:PSI ASI
この2種類のインピンジメントは投球動作中に発生し
疼痛や組織損傷を引き起こします。
インピンジメントを引き起こす因子として
上腕骨頭の異常偏位が大きな問題となります。
インピンジメントのリハビリテーションでは
上腕骨頭の位置異常を改善することが必要になります。
一般的なトレーニングの問題点
インピンジメントに対して介入するとき皆様はどのように介入してますか?
ストレッチやカフトレーニングだけで大丈夫でしょうか?
投球動作は非常に速く・パワーのある動作です。
その投球動作に対応するにはストレッチ・カフトレーニングでは
不十分な場合があります。
投球動作に対応出来るような機能の構築が必要になります。
では、
どのようにして復帰までのプログラムを組んでいけばよいのでしょうか?
メディカルリハビリテーション
メディカルリハビリテーションでは
障害発生から投球開始までの期間を指します。
投球を開始するまでに必要な患部機能・患部外機能を改善し
理学所見の陰性化を目指していきます。
メディカルリハビリテーションでは、
インピンジメントの発生因子である上腕骨頭の偏位に対し
患部から患部外へと段階的なアプローチを行っていきます。
今回はメディカルリハビリテーションに用いる
アプローチを動画にて解説しています。
アスレティックリハビリテーション
アスレティックリハビリテーションは
投球開始から試合復帰までの期間を指します。
メディカルリハビリテーションで獲得した機能を
より強化していき全力投球に耐えられる機能を構築していきます。
全力投球負荷に耐えうる機能を構築していくために
腱板筋ー肩甲骨周囲筋ー体幹筋を強調させ
上肢のプライオメトリクストレーニングへつなげていきます。
※note記事を購入いただくと上記内容のセミナー動画を見ることができます。
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