デザインについて考えなくなった
デザインを生業とし始めて18年強。
さらにデザインについて学んだ年数を足したら
建築を学んでいるときも合わせて25年。
デザインが好きなことは変わらず、デザインのこともずっと考えてきた。
そしていつしか考えなくなった。
考えなくなったというと言葉が違うかもしれない。
考えているという認識が無くなり、食事をとって美味しいと思ったり。睡眠をとってよく寝れたと感じたり。そんな感覚に近い場所にデザインのあれこれが生活の中に存在するようになった。
美味しそうな食べ物があそこにある。行ってみよう。買ってみよう。
と同じように、気になるデザインがある。行ってみよう。買ってみよう。
今改めてこの記事を書こうとしたときに思い返してみると、デザインはそんなポジションになっていた。
この記事を書き始めるぞ。という段階では内容がぜんぜん違っていた。
デザインに対する考え方や取り組み方。そんな少し専門的であり実用的なことを書こうと思っていた。
でももっとデザインという存在の根本的なものと向き合うことになってしまった。向き合うことができた。と言ったほうが正しいかな。
そんな当たり前にデザインを生活の中で見て、当たり前のように写真に撮ったりブックマークしたりメモしたり。
好きな芸能人の写真をストックしているかのように、デザインの色々な知識や素材がストックされていく。
アイデアを出すときにあまり苦しまなくなったのは、そんなストックのおかげなのかも。
デザインが好きになって、デザインが一部になって、やっとデザイナーの道が始まるのかもね。
次こそはもう少しデザインの本質的な何かを記そうと思う。
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