短歌039

煮込んだりせずともほろほろ崩れてくことが生きてくこととつぶやき


あの小鳥みたいに体震わせてあふれる珠を振り落とせたら


走るのをやめて左の青いバトン放す自ら荒い呼吸で


美しく綺麗で特別そんなもの探し始めたときから瞳は


ポケットにひっそりつめてきた青いチョークで道に丸を描いてく

読んでいただき、ありがとうございました。