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下の子のつらさ

私は第一子である。


「いいなあ次女ちゃんは。ご飯食べるだけで褒められて。」
「トイレでおしっこするだけでめちゃくちゃ褒められるんだよ!」


と言う長女の気持ちはよく分かるし、寄り添いたいと思う。5歳差だからそれぞれの課題があるのは当然として、2人目は緊張感がない分ゆるくなり、求めることが減るのは事実だ。


先日、子ども食堂に行ったとき、長女は他の小学生とカードゲーム(ナンジャモンジャ)で盛り上がっていた。それまで別の場所で私と遊んでいた次女は、その姿を見つけて号泣した。入りたい、やりたいと泣き叫ぶ。でも次女が入ればカードをめちゃくちゃにしてしまう。あれこれやったが効果はなく、結局終わるまで抱っこをしていた。

ああそうか、これが下の子のつらさか。
上の子は、「やりたいけれどやらせてもらえないこと」ってあまりないのだ。子どもが1人のときは、触って欲しくないものを見せないこともできたし、環境を整えてめちゃくちゃに触らせることもできた。下の子にはそういう配慮ができない。

「みんなが楽しんでいること」からのけ者にされるのは、まだ3年も生きていない人にとってはすごくつらいのだろうな。


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