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299日目(コロナはつらいよ)

順調に休園が増えてきたこの日の公園はなかなかの盛況ぶり。10台のベビーカーが入り口付近に並び、子どもと遊ばせる多くの母親がいた。ある母親はなかなか他の園の情報がないが、うちはしばらく休園であること、園庭がないので近くの公園に遊びに行く園の様子を話してくれた。すぐに絡みにいく次女に快く応じてくれ、おもちゃを貸してくれた。申し訳ない気もしたが、ありがたくお借りした。

別の母親は、リモートワークの夫が家にいるようで、まだ抱っこが必要な小さい子をつれて二歳くらいの男の子のブランコを押していた。次女に刺激されたのか、少し強く押して欲しいと母親に伝えていた。わたしはブランコを押してあげようと思い、おじさんが押そうか?と聞いては見たものの押すことはなかった。

帰りにすれ違ったお年寄りは歩く次女に声をかけてくれた。近所に住んでいて、孫はいないそうで、楽しそうな表情の次女をかわいく思い、思わず声をかけたそうだ。

それぞれの普段の生活までは見えないが、その暮らしはおそらく交わっていないだろう。そしておそらくこれから交わっていくこと可能性も低い。そう、コロナ禍はきっかけに過ぎなかった。もともとあまり繋がっていないのだ。私たちはいつからこんなに繋がっていないのだろう。そんなことを少しだけ考えて、昼寝をしたら夕方になっていた。

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