漏らしちゃったね❗ななおくん❗(口頭漏洩編) #駆け出しエンジニアと繋がりたい
こんにちは、普段はツイッタラーランド、エンジニアエリア在住のコピペエンジニアと申します。
今回はとあるエンジニアのお酒の席での失敗談です。
あくまで僕の創作です。
※登場人物は実在のツイッタラーとは関係ございません。
サラリーマン❗ななおくん
ななおくんはシステム開発会社に勤めています。
今日は部下のしょうたろうくんを連れて長年の付き合いがある顧客と打ち合わせです。
「しょうたろうくん、今回は勉強だと思って色々と聞いておいてね。あと議事録取っておいてね。」
「はい!ななおさん、ご指導ありがとうございます。」
~数時間後~
「では、お見積りをしてからご連絡しますね。本日はお呼びいただきありがとうございました。」
「こちらの方こそ、本日はご足労して頂きありがとうございました。」
ななおくんと顧客はお互いにサラリーマン的な社交辞令を交わしつつ、今回の打ち合わせはうまく終わったのです。
仕事の後の一杯は美味い❗
「今日は直帰って会社に言ってるから、これから飲みでも行くか?」
「是非、行きましょう」
~サイゼリア~
「サイゼリアは美味いし、マグナムも安いからね。」
「そうですね。ファミレスは最近はお酒に力入れてるところもありますしね。」
ななおくんとしょうたろうくんは会社の話や趣味の話などをして酒が進んでいた。
「あ、ごめん…寝てたわ…ちょっとトイレに行ってくるね」
「お疲れだったから起こせませんでしたよ。待ってますね。」
契約貰えず❗❓
「ななおくん、ちょっと会議室来てくれ」
ななおくんは上司のかつのりさんに呼ばれて会議室に行きました。
「ななおくん、こないだの顧客との打ち合わせ何か失敗した?」
「いえ、特に問題はありませんでした。見積りも既に提出済みですし…」
「今回のプロジェクトに任せないと来たんだ…」
「本当ですか!?でもなんで…」
「ちょっと僕の方でも伝手を当たって聞いてみるよ。」
かつのりさんはそう言って会議室を後にしました。
ななおくんも何故、今回の発注が貰えなかったのか悩みました。
漏らしちゃったね❗ななおくん
契約が貰えなかった事がわかってから数日、ななおくんは長年の付き合いがある顧客から契約が貰えなくて落ち込んでいました。
「ななおくん、少し時間いいかな?会議室に来てくれ」
また、かつのりさんに呼ばれて会議室に向かうななおくん、契約が貰えなかった原因がわかったのかドキドキしながら会議室に向かいました。
「君…あの打ち合わせのあとサイゼリアで飲んだ?」
「当日は直帰だったのでしょうたろうくんと飲みに行きましたね」
「その席で仕事の話をした?」
「しょうたろうくんの勉強にと思って色々と話しましたね…」
「それだ…そこから話が漏れたようだ。競合他社が居たようでうちの出した見積り額の80%程度の額が出されている。しかも、出されたのはいつもの担当の上司を通じてらしいので理由を伝えづらかったようだ。」
「たまたま入ったサイゼリアに競合他社が居たってことですか?」
「どこに誰が居るかもわからないし、我社は社章をつけているからどこの会社の所属かわかってしまうだろ。それで仕事の話を聞いていて顧客を嗅ぎつけたらしい。今回の件は僕も伝え聞いているの状態なので情報漏えいとして扱わないので公にしないが、今後は気をつけてくれ。」
ななおくんはまさかサイゼリアに競合他社が居て、話を聞かれていて仕事を奪われるなんて思っていませんでした。
ななおくんは放心してしまいました。外で自分がたまたま話したことで契約が貰えず仕事がなくなるなんて思っても居なかったのです。
「君には期待している。しょうたろうくんもよく見てくれてるしな。仕事に慣れて来て緩んだんだ。誰にでもある失敗だから気にするな。それに部下の失敗の責任を取るのが僕の仕事にも含まれるんだよ」
そう言ってかつのりさんは会議室を後にした。
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