読書会 第103回 自由紹介型

昨日開催した読書会のレポートです。

参加者の顔ぶれ

参加者は三名。
毎月参加されている常連さん2人。
もうひとりは3月の自由紹介型に参加いただいた方。
私の読書会の常連さんは、紹介型よりも課題本型を好まれる
方が多いが、この方は紹介型が好みとおっしゃっていた。

紹介本リスト

泣き虫 金子達仁
ポジティブシンキング DAIGO

大阪人の格言 小杉なんぎん

支配の構造 国家とメディア――「世論」はいかに操られるか
堤未果 中島岳志 大澤真幸 高橋源一郎

見るまえに跳べ 大江健三郎
かか 宇佐見りん

関連して言及された本

心理的安全性のつくりかた 石井遼介

大江健三郎自選短篇 大江健三郎

同志少女よ 敵を撃て 逢坂冬馬

読書会で語られた内容

『泣き虫』は元プロレスラー高田延彦のノンフィクション
タイトルは知っていたが、私は未読。
プロレスのTV 中継が減少、K-1や総合格闘技が台頭した時期、
400戦無敗のヒクソングレイシーとの対戦で惨敗し、
「プロレス最強幻想」に終止符を打つ「戦犯」扱いを一身に
受けた高田氏の当時の状況が描かれる。
生来の人の良さが災いし、いろんな人との板挟みにあい、苦悩する。
昭和のプロレスファンであった私としては、興味深く聞いていた。

『大阪人の格言』では紹介者が挙げた言葉はどれも面白いものばかり。
「下向いても地べたしかないぞ」→コーチングでも身体が下を向いている時は、状態を変える為飲み物を飲ませることがある
落ち込んでいる時、状態が悪い時は身体の向きが下向きなので、上むきにするため、コーチは水を飲むように促すことがある
「LOVE はLから始まる」→初デートの時、いきなり対面で座るのではなく、L字型の席(コーチングではハの字型の配置)に座る
対面で座ると圧迫感があるので、仲良くなろうと思ったら避けた方が良い
ユーモアある格言の中に生きていく上で大切な「本質」が学べる。

まとめ

4人ともジャンルが割れて、様々な内容が語られた。
上記の他に共産主義やオススメの本の紹介などが話題にあがった。

私の読書会の常連さんに、「この読書会を選んだ理由」を聞くと
少人数制で沢山話せると言ってくださる。

他の読書会では人数が多くて、一人当たりの発言時間が少ない。
他の参加者の紹介が終わり、質疑応答の時間が設けられるも、その時間が
終わると発言したくてもその時間は与えられない。
沢山話しすぎると主催者に止められる。
もっと話したいという欲求は募る。

私の読書会では人数が少ないがゆえの気軽さ、柔軟さがある。
何を話しても安心、しゃべりすぎても安心。
沢山しゃべって話し足りなかった、時間があっという間だったという人はいても、(話したかったのに)全然話せなかったという人はいない。

私の読書会は「心理的安全性」が担保されているので、ご安心ください。

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