元NICUの医師が、小児発達の子供を10年2000人診た境地 後編
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障害は区別されるべきものではない
これは、息子が通う小学校の先生と同じ考えですが、障害のある子ども、無い子供、そこに明確な線引きをすべきではない。というのが、基本的な考えになっていかなければいけないということです。支援級の先生は、新学期の最初に全校生徒にそれを厳しめに説明すると言っていました。
他方、医師は、我々にある本を提示してくれました。大阪の方で、なるべく児童の状態に垣根を作らない教育をしている先生がいるということで、その本を紹介してくれました。
二人とも、考え方は同じだと考えています。
逆行する行政
来年度の文科省方針として、障害のある児童に対する、支援級の授業時間を増加する方針が出されたそうです。
大阪府の摂津市が進んでいるらしいことを調べたのですが、今の支援級としての時間数を増やさなければいけないという、良くない方針に頭を痛めているそうです。
LGBTと同じような多様性
言葉としてLGBTがキャッチーであるために、ダイバーシティという多様性の括りに児童支援の垣根の考え方が遅れているような気はします。
標準化最強の官僚、自分に利しないことに注力できない政治家には現場はわからないというところでしょう。
今日はこんな感じで。
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