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再生可能エネルギー

日本のエネルギーの未来

日本の現状から将来求められる発電方法を考えていきたいと思います。

SDGsという世界的スローガンとともに持続可能というキーワードが最近のトレンドになっている。
今を生きる現代人だけではなく、後世の人のため、地球のために資源を大切にしたいという考えが多くの人の共通理念として世界的な動きに発展している。
確かに、地球環境を良くすることは、空気がきれいになったり水が美味しくなったりと人間にとって有益なものだろう。また、木や水などの自然から得られる資源を利用した工業製品を長く作り続けるためにも地球環境を守ることは重要であり、二酸化炭素の排出量を抑えることが課題の一つとされている。

排出量を減らすために発電方法の見直しがされており、主に火力発電を減らし二酸化炭素を排出せず、埋蔵資源を減らさない持続的に再生可能な発電方法に切り替えようとしている。化石燃料を必要とせず、再生可能な発電方法として太陽光、水力、風力、波力、潮力、地熱などが挙げられる。しかし、これらの発電方法は、自然に左右されてしまうため安定して電力供給できず、火力発電に比べ発電コストが高くなってしまう問題点がある。また、土地さえあればどこにでも建設できるわけではない。特に日本は、広い平野がないため太陽光パネルを大量に設置することができない。さらに、太陽光発電において日陰は天敵であり、日陰を作る原因になる植物は伐採され、周囲には除草剤を散布する。そのため、再生可能エネルギーだからと言って地球環境にやさしいとは一概に言えない。では、水力発電の場合日陰は問題にならないが、川は山から出てきてすぐに海に流れてしまうため水量が少ないという問題がある。このことから大規模な水力発電所を建設することはできず、火力発電を減らすことは難しい。
その他の再生可能エネルギーも天候に左右され、また、単位量当たりの発電量が火力には遥か及ばない。

再生可能エネルギーを利用した発電を検討したときに出てきた問題を考慮すると、日本が将来的に移行すべき発電システムに求められることは、持続可能で地球環境への負荷が少ないことに加え、安定して電力を供給でき、火力発電と同等またはそれ以上の発電効率があることだと分かる。

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