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[2] B6角ダッチ✕アルスト60mL

今日も曇り時々雨。太陽熱調理には不向きな天気である。
そこで昨日に引き続き今日もキャプテンスタッグの角型ダッチオーブンmini(通称「B6角ダッチ」)とアルコールストーブ(通称「アルスト」)でベジタリアンでも食べられるものを作ってみる。なお、今回のアルストはエバニューのチタンアルストである。アルストはトランギアのものが広く普及しているが、それよりもエバニューのほうが火力が強い。

前回の反省を踏まえて

前回の反省を踏まえて、お米の給水はしっかりとした。中に入れるお米の分量も減らした。そして気持ち水分を多めにした。

写真ではキヌアが目立つが、およその分量はわかると思う。

分量を減らしたこともあり、実質的な加熱時間も短くした。具体的には、吹きこぼれが勢い良くなったら火から下ろし、そのまま予熱で15分ほど放置した。蓋で焼いていたエリンギも最後は予熱で仕上げている。
最初に入れた60mLの燃料用アルコールが燃え尽きるまで待つのはもったいないので、ステンレスのシェラカップで一杯の味噌汁を作る。シェラカップには同じ大きさのシェラカップを被せて蓋をしていたのだが、沸騰する少し手前で燃料が尽きた。

気になる仕上がりは上々

まず、こちらの写真をご覧いただきたい。

何とも美味しそうに焚き上げられているのがわかると思う。
私は、自分でブレンドした雑穀米を炊いている。その日の体調や気分で配合や配分を変えている。今日は玄米を入れてある。その玄米ですら、ふっくらと炊けている。手前味噌で申し訳ないが、実に美味しい。
相変わらず仕上がりの分量は「運動部の男子高校生の弁当」みたいな分量だが…。

圧力鍋とダッチオーブン

ここで、しばしばダッチオーブンについて言われる「圧力がかかる」ということを思い出した。鋳鉄製の蓋がそれなりに重たいため、圧力鍋のように圧力がかかるという説である。
私は圧力鍋を使ったことがある。どれくらい圧力がかかるかにもよるが、圧力鍋で玄米を炊く時は、沸騰して1, 2分で火を止める。
今回、私の使ったB6角ダッチが本当に圧力鍋のように「圧力がかかる」のであれば、「吹きこぼれたら火から下ろす」のは理にかなっている。そもそも吹きこぼれるのは沸騰した後、少ししてからである。

ここで一つ、とても大切なことを思い出した。圧力鍋で炊飯する場合、鍋の内容量の半分以下までしか中身を入れてはならない。欲張ってたくさん入れると事故の原因となる。ちなみに圧力鍋で豆を煮る時は、内容量の三分の一までである。

できることなら、私は自作の太陽熱調理器にこのB6角ダッチを入れて炊飯してみたい。光熱費ゼロで炊飯しようと目論んでいる。
私の蓄熱型の太陽熱調理器で吹きこぼれが起きると、太陽熱調理器の内部に貼られているアルミシートを汚してしまう。このアルミシートが汚れると効率が落ちる。
そこで、この「半分」とか「三分の一」という分量が一つのヒントになるかもしれない。次回B6角ダッチで炊飯する際は間をとって「5分の2」でいきたいと思う。

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