B6角ダッチとニトスキ小とダイソー五徳と
前回までのあらすじ
キャプテンスタッグの角型ダッチオーブンmini(通称B6角ダッチ)をダイソーの五徳に乗せて、段ボール箱とアルミシートなどで自作した太陽熱調理器に入れて、太陽熱だけで温泉卵を作って食べてみた。
なお、自作の太陽熱調理器の材料費は500円でおつりが来る。
ニトスキ大は無理だった
自作の太陽熱調理器の大きさからして、何となく「ニトスキでも使えるのでは?」と思った。ニトスキとは、ニトリで売られているスキレットのことである。ひとまず私が5年以上愛用しているニトスキ大を入れようとした。
自作した太陽熱調理器は、2Lのペットボトルが6本入っていた段ボール箱を、そのままの向きで使っている。底が狭い。ニトスキ大ではこの狭い底に平らに置くことができないため、無理であることが判明した。
もちろん向きを変えて自作すれば、ニトスキ大を使うことのできる太陽熱調理器を作ることもできるだろう。でも、せっかくもう一つ作るなら、もっと高出力の太陽熱調理器を作りたい。何しろ温泉卵の固まり具合からして75度くらいしか出ていないのだから。
ニトスキ小は使える
ニトスキ大は無理だったが、ニトスキ小ならいけるかもしれない。
というのも、B6角ダッチの寸法とニトスキ小の寸法は、意外にも大差がないからである。
私がニトスキにこだわるのには理由がある。とにかくニトスキは売れている。ニトスキを持っている人は多い。
それだけ普及しているニトスキを、わざわざ光熱費をかけることなく太陽熱調理器で使うことができるなら、太陽熱調理を「やってみよう」と思う人が増えてくれるのではないだろうか。
エネルギー問題は、実に色々な問題を引き起こす。だからこそ、たとえ1皿だけでも光熱費をかけない料理が食卓に並ぶようになればと思う。
なお、B6角ダッチは、しばしばメスティンとほぼ同じ大きさだと言われることがある。確かに寸法はほぼ同じだから、「メスティンでも使える」ことをアピールするのも良いだろう。
ただ、私は2つの理由でメスティンは使わない。まず一般的にメスティンは色がシルバーである。太陽熱で使うには外を黒く塗る必要がある、
それから、メスティンの材質も気がかりである。一般的にメスティンはアルミで作られているのだが、アルツハイマーなどの病気とアルミの関係を忘れてはならない。
綺麗に作るべきだったと反省
確かにニトスキ小は自作した太陽熱調理器で使うことが可能であるが、ダイソーの五徳は1セットで十分である。2セットだと逆に不安定となってしまう。
写真のようにセットされるため、五徳は1セットのほうが安定する。
参考までにニトスキ小は750gである。2個のニトスキを重ね合わせて(ニトスキの蓋をニトスキとして)使ったとしても、ダイソーの五徳は2kgまで耐えられるので、500gの食材を調理できる計算となる。
なお、半径7.5cmで深さ3cmまで水を入れると529.875gとなる。
ところで、ニトスキ小を入れてみた写真を見て、気がかりなことは、ないだろうか?
私が気になるのは、スキレットの注ぎ口のような部分が、今にもアルミシートに接しそうな感じがしている点である。これ…もし接してしまった時に、ニトスキに蓄えられた熱がアルミシートを溶かしてしまったり、火災につながってしまったりは、しないだろうか。
そんなワケで、「もっと綺麗に作るべきだった」と反省しつつ、別途ニトスキでも使える太陽熱調理器を作ろうと改めて思うのだった。
次回は、新たに作る太陽熱調理器のことを書きたい。
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