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チェアワン用デスク

チェアワンはヘリノックスというメーカーの出しているキャンプ用のイスである。簡単に畳める上、軽いのにも関わらず頑丈で、なおかつとても座り心地が良い。家でも使うほど、実に気に入っている。それでも唯一の欠点を言うなら、このイスに座ってリラックスした状態で「お勉強」するのに手頃な机がないのが残念に感じていた。
キャンプ用の机と言えば食事のためのものばかり。いわゆるキャンパーさん達は、座って手紙とか書かないのかな?

ともかく、「ないなら作ってしまえ!」ということで色々と検討した結果、2Lペットボトル6本のダンボール箱5個で作ってみた。なかなか頑丈なので、15インチのノートパソコンを置いても全く問題ない。

一回り小さいダンボール箱(放送大学のテキストが送られてくる時のサイズ…と言ってもわかる人は少ないかな?)を下段に入れてみた。システム手帳とペンケースと資格試験のためのテキストが、ちゃんと綺麗に収まってくれる。

向き違いで載せた上の段には、A4サイズのクリアファイルがすっぽり入る(今回は青いゆっポくんのクリアファイルにしてみた)。ノートも入れておける。
どちらを上段にして、どちらを下段にするかは、お好みでどうぞ。座高が私のように高くはないという方は上下とも上段と同じ向きで積んでも良いだろう。

全体に模造紙でも貼って綺麗に仕上げても良いのだが、とりあえずマーブル調のビニールのシートを乗せてみた。何だか一気に高級感が漂う(笑)。
これなら、その日の気分に合わせてシートを交換しても良いかもしれない。

制作上の注意


なお、作る時に気付いたのだが、2L6本のダンボール箱には2種類ある。箱の真ん中あたりにテープが入っていて、そこから開封できるタイプと、そのテープがないタイプの2種類である。
机の脚の部分(というか荷物を入れられるようにした部分)は2個のダンボール箱を入れ子にして強度を出しているのだが、タイプが違うと入れ子にできないことを知る。テープの有無による強度の違いは定かではないが、とりあえずテープのないタイプを入れ子にしている。

余談だが、私の近所のスーパーでは、ダンボール箱はどんなダンボール箱でも1人2個までしか持ち帰りできない。今回、うっかりタイプ違いを貰ってきてしまったので、完成まで1日余計にかかってしまった。
なお、入れ子にできなかったダンボール箱は天板とした。

ダンボール箱の可能性

今回の机は、実質ゼロ円の家具である。
ふと、小学生の頃、自分専用の学習机が欲しかった時のことを思い出した。昨今、子供の貧困だとか貧富の差が親の代から子の代に引き継がれてしまっているという話を聞くことがある。
我が家の場合、決して貧乏な家ではなかったし、むしろ金持ちのほうだったが、使えるお金は非常に限られていた。親に「買って」と言えずにガムテープで補強した運動靴で運動会に出ていたこともある。
私は塾通いしてもしなくても、自分で解けるようにならないと成績は上がらないと考えているし、それで胸を張って言える学校に進学したし、社会人になってからも独学で日商簿記やFPや危険物などの資格も取った。でも、机とイスは大切だ。さすがに布団の上では勉強できない。

そんな湿っぽい話とは別に、この机は環境に優しいところが気に入っている。
まず、リユースである。素材が紙のため、リサイクルに出せる。仮に燃やしても無害である。

2Lペットボトル6本のダンボール箱というのは、全国どこででも簡単に入手できる。先日は同じ2Lペットボトル6本のダンボール箱で太陽熱調理器を作った。さて、次は何を作ろうかな…

どうも試験が近くなると掃除したくなる。それと同じで私の場合、どうも試験が近くなると工作したくなる。
次の工作はとりあえず試験が片付いてからにしよう…

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