大会縮小とスポンサー

 部活動に関する問題といえば、水泳を含めても中学生が日本代表に選ばれてしまう競技の大半はクラブチーム所属で学校は名義貸しの状態です。
 それであれば、わざわざ中学校が主体となる中体連で大会を行えば、関係のない教員を借り出し、無償で働かせるわけですから、水泳連盟もですが、どこかに自分たちがやりたくないことを教員に押し付けている面もないわけじゃないと思います。

 次は野球、サッカーもできるのでしょうか?

 部活動の問題とすれば、現状で硬式野球、サッカーについてはクラブチームも多くあり、団体ごとの大会が設定されています。サッカーは協会がしっかりしているので一本化もできていますが、ほかの競技団体も同様のことができるでしょうか。

 大会に関して言えば、スポンサーも大きな問題です。大会運営のためにTシャツを義務で買わなければいけないことが横行しています。
 それならば、細々とスポンサーをかき集め、大会運営すべきでしょう。そのお金で必要な人材を集める。それこそ大会の本来の在り方だと思います。

 次に手を付けるべきは国体です。国スポに名を変えましたが、すでに47都道府県の開催も終わり、公共事業と教員採用に大きく影響を与えてきました。
 競技人口の少ない種目をスポーツ振興くじの収益で補うことや高校レベルでもクラブチームとして当たり前に出てくることも重要です。

 スポーツをすることにお金がかかる。一方で学校施設を使って気軽にスポーツに触れたい。これは相反することではないと思います。
 これで収益が上がるような構造が出れば、民間企業の参入を促せると思います。

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