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さるぶつ道場 コンデンサー1

コンデンサーの極板間の電位を表すグラフ

 図1のように,真空中に面積 $${S}$$ の2枚の極板A,Bを平行に距離 $${d}$$ 離しておき,平行板コンデンサーを作った.Aには電気量 $${+Q}$$ を,Bには電気量 $${-Q}$$ の電荷を与えた.真空中の誘電率を $${\varepsilon_0}$$ とする.

図1

(1) AB間の電場の強さ $${E_1}$$ ,及び電位差 $${V_1}$$ を求めよ.

 図2のように,両極板の電気量を維持したまま,Bに接するように金属板Mを挿入した.このコンデンサーの真空の領域をⅠ,Mの領域をⅡとする.

図2

(2)Ⅰの電場 $${E_1}$$ ,及びⅡの電場 $${E_2}$$ ,及び極板間の電位差 $${V_2}$$ を求めよ.
(3)図2の状態での,コンデンサーの電気容量 $${C_1}$$ を求めよ.
(4)図2の状態での極板間の電位を表すグラフの概形を,選択肢(図4)①~⑧の中から選べ. ただし,Aの電位を0とする.

 図3のように,両極板の電気量を維持したまま,Bに接するように比誘電率 $${\varepsilon_r}$$ の誘電体Dを挿入した.このコンデンサーの真空の領域をⅠ,Dの領域をⅢとする.

図3

(5)Ⅲの電場 $${E_4}$$,及び極板間の電位差 $${V_3}$$ を求めよ.
(6)図3の状態での,コンデンサーの電気容量 $${C_2}$$ を求めよ.
(7)図2の状態での極板間の電位を表すグラフの概形を,選択肢(図4)①~⑧の中から選べ.ただし,Aの電位を0とする.

(4),(7)の選択肢

図4

 解答はこちらです.


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