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さるぶつ道場 音4

スピードガンの仕組み

 図1のように,速さ $${v}$$ で $${x}$$ 軸上を等速直線運動する物体Pがある.観測者OはPに振動数 $${f_0}$$ の電磁波を照射して,反射波の振動数を測定することでPの速さ $${v}$$ を測定する.Oから $${x}$$ 軸に下ろした垂線との交点を原点とし,照射する電磁波とPの進む向きの間の角度を $${\theta}$$ とする.電磁波の速さ $${c}$$ は,Pの速さ $${v}$$ に比べて十分に大きく,物体は電磁波を瞬時に反射するものとする.また,電磁波のドップラー効果は,音のドップラー効果と同様に扱ってよいものとする.

図1

(1)Pとともに運動する観測者 $${O_P}$$ を考える.$${O_P}$$ が観測する電磁波の波長 $${\lambda _P}$$ を求めよ.
(2) $${O_P}$$ が観測する電磁波の振動数 $${f_P}$$ を求めよ.
(3) Oが観測する反射波の波長 $${\lambda}$$ を求めよ.
(4) Oが観測する反射波の振動数 $${f}$$ を求めよ.
(5) 観測者が発する電磁波の振動数 $${f_0}$$ と,反射波の振動数 $${f}$$ の差 $${\Delta f=f-f_0}$$ を求めよ.ただし,$${c\gg v}$$ なので, $${\frac{v}{c}\ll 1}$$ としてよい.
(6) 横軸をPの位置 $${x}$$ ,縦軸を $${\Delta f}$$ としたグラフの概形として,最も適当なものを図2の中から1つ選べ.

図2

 解答はこちらです.


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