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さるぶつ道場 光6

光ファイバー

 図1のように,光ファイバーは屈折率 $${n_1}$$ の円筒形の媒質Ⅰ(コア)を,屈折率 $${n_2}$$ の媒質Ⅱ(クラッド)で覆い,媒質Ⅰと媒質Ⅱの境界面で光が全反射するようにして,光が媒質Ⅰ内部のみを進むようにしたものである.空気中の光の屈折率を1として,$${1<n_2<n_1}$$ とする.また,空気中の光速を $${c}$$ とする.

図1

(1) $${\sin\gamma}$$ を $${\beta}$$ を用いて表せ.
(2)媒質Ⅰと媒質Ⅱの境界面で全反射が起こる臨界角 $${\gamma _0}$$ を示せ.
(3)臨界角 $${\gamma _0}$$ に達するときの,入射角 $${\alpha _0}$$ を示せ.
(4)いかなる入射角 $${\alpha}$$ に対しても,光が全反射をくり返しながら,光ファイバー内を進んでいくための条件を示せ.
(5)入射角 $${\alpha}$$ が(4)の条件を満たすとき,全長 $${L}$$ の光ファイバーを通過するのに要する時間 $${T}$$ を $${n_1,\ L,\ c,\ \alpha}$$ を用いて表せ.ただし,媒質Ⅰを通過中の光の損失はないものとする.

 解答はこちらです.


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