日本のワーキングマザーの現実
BysのEmiです。猛威を振るう新型コロナの影響で、保育園・幼稚園・小学校の休園・休校が身近な話となりました。世の中のワーキングマザー達、感染症対策に、仕事調整に、本当に本当にお疲れ様です。
ところで。ワーキングマザー(通称:ワーママ)っていうけど、ワーママの実態ってどんなものだろう?と色々調べてみました。
日本のママ6割以上はワーキングマザー
平成29年の少し古いデータですが、総務省が出している日本の育児中の女性の就業率のデータがあります。そこで25歳以上のママだと6割、40代以上になると約7割のママが「働いている(就業している)」という実態があります。ママ=働いている、が近年急速に勢力逆転したようです!(ただ、私自身、専業主婦も経験しているので、それがいかに大変で尊い立場なのかも理解しているつもりです)
このデータは子供の年齢記載がないので推測ですが、40歳以上の就業率が上がるのは、子供が手を離れたから働こう、という子供の年齢が上がっている事実もあると思います。また、都道府県別にいうと、島根・福井・高知の3県は女性就業率が8割を超えているのも興味深いです。福井県の女性に、家族のサポート体制の手厚さを聞いたことがありますが、データで実際に反映されると、また見え方が違うものです。
元データ:総務省 平成29年就業構造基本調査
ワーママが働く理由
エン・ジャパン社引用のデータによると、ワーママの働きたい理由上位が経済的理由、そして社会とつながりたい、だそうです。
老後に約2000万円必要とか言われたり、公立か私立かで子供の教育費は異なるとはいえ、小学校から大学まですべて公立校に通った場合は731万3,167円、すべて私立校なら2,058万7,747円(出典:文部科学省 平成30年度子供の学習費調査)と言われると、本当にクラクラしてきます。。(我が家2児なので、2倍!?? 一旦考えないことにします((((;゚Д゚))))
上記理由で、家計や経済的な理由はとても納得。でも引用データで興味深いのは、社会とつながりたい、自分を持ちたい、といった理由項目です。
私自身もそれは強い!当事者なので、実感もっていえます。「女性は社会性の生き物」と言われる通り、家庭・子供の園や学校・地域(公園や近所のスーパー)以外の繋がりが必要。ママ達にとって自分が自分らしくいられる空間って大事なのです。でも自分らしさって?となったらBysの出番になるので、ぜひ対話しましょう笑
そして、いざどう働くか。子供のことを考えると、仕事選びの基準は条件(労働時間・家からの距離など)、周囲の理解に尽きるのもよくわかります。。だからこそ、なかなか自分らしくいられる空間まで考えが及びづらい現実もそこにあります。ワーママって大変。
元データ:エン・ジャパン/『エンウィメンズワーク』ユーザーアンケート
ワーママの雇用形態
専業主婦、派遣社員、パート、フリーランス(業務委託)、正社員、働く形態を一通り経験している私としては、専業主婦含み形態関係なく働いている全ての皆様に敬意を払いたいです。
その前提をもとに、下記が子供の年齢と共に、就業しているママの雇用形態データです。ここで読み取れるのは、正社員のママが25%前後、その他(フリーランス、自営業etc)のママが約10%、そして圧倒的ボリュームゾーンが非正規職員(派遣社員・業務委託・パート・アルバイトetc)であるという事実です。前出のワーママの働く理由でも記載しましたが、勤務地や労働時間などの条件を考えると、選択肢の多い非正規社員を選ぶママが多いように感じます。
もっとデータ詳細を見ていくと、正社員ママが子供の年齢5-6歳で少し減っているのは「小1の壁」が影響しているだろうし、子供の年齢が7歳を超えて就業率が高まっているのは、子供に手がかからなくなったり、小学生になると待機児童問題(保育園)は必要なくなるからかと推測できます。
ワーママを悩ませるポイント
そんな子供がいるお母さんの過半数以上が「ワーママ」であるこのご時世、ワーママである事での葛藤や悩みも出てきます。
1.子供の急な体調不良:これは悩み1番といってもよいのではないでしょうか。重要な商談打ち合わせの日の朝、発熱の連絡が保育園があり、調整しないといけない。旦那は協力してくれないし、病床保育は埋まっている...ママ達を苦しめます。でも大切な我が子であるのもまた事実です。
2.罪悪感:罪悪感は2種類あると思っています。①我が子への罪悪感。②会社への罪悪感。マミートラックと呼ばれるのも、三歳児神話もこちらに分類されると考えます。こんな仕事量で、子供を犠牲にしていいのか。子供を理由に、会社へのコミットはこの程度でよいのか。この「もやもや」はどちらも真摯に向き合っているママであり仕事人であるこその尊い悩みだと思います。
3.サポート体制不足:公共機関のサポート体制、夫や親からのサポート体制。なんでみんな協力してくれずに、私がこんなに抱えないといけないんだ!とママ達はもうパンク状態です。それぐらい子育ては大変です。
4.職場の理解不足:残業しなくていいよね~なんて、何気ない言葉に傷ついていませんか?職場の上司、同僚、部下が理解してくれているかどうか、それはワーママが活躍できるかの重要な要素です。
5.家事育児・仕事のバランスがつかめない:あまりにも目の前のやる事が多すぎて、どうバランスを取ればよいかわからない、いわゆるワークライフバランスはワーママの永遠のテーマです。
6.ママ自身の体調不良:複数の役割を一気に担っているワーママだからこそ、当然負荷が大きくかかっているので、体調も崩しがちです。ただでさえ、子供の夜泣きで睡眠不足なのに...と無理されていませんか。
7.自分の時間が持てない:あまりにもやる事が多くて、自分の時間が持てずに、自分を見失ってしまう。そんな悩みもワーママから多く聞かれます。
それ以外にも、実は子供が障害を持って生まれています。子供が自閉症と診断されました。子供が登校拒否です。シングルマザーです。パートナーの単身赴任でワンオペです。ワーママばかりサポートされて、ワーパパは肩身が狭いです。色々なケースのご相談をいただきます。
Bysにとっての主人公は、アナタ自身です
私たちは、そんな頑張るワーママ達の「もやもや」に寄り添っていきたいと思っています。ただでさえ頑張っているママ。そんなアナタがアナタらしく、輝く人生、キャリアを歩むためにはどうすればよいか。一緒に考えていきませんか?
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