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理想の自分をわざと振る舞う
これはやりますねー、とても使う手法です。
たいしてできもしないのに、できるふりをする。
今の私の場合、その代表例が英語です。
何かそう、自分がかっこいいと思うことを演じたい、そういうことなんだと思います。
それはかつて自己欺瞞をして、うまくいった例があるからなんです。
それは、運動することです。
私はかつて運動が大嫌いでした。
小学校の頃は柔道をやっていました。
家でゴロゴロしていたので、親に強制的に入れられたのを覚えています。
中学に入ってから、何かの部活には入らないといけないので、どうしようかと悩んでいたところ、幼なじみに誘われ、入りたくもないバレーボール部へ。
高校に進学後は、もうこれ以上運動はしたくない、その一心で帰宅部へ。
それ以降、27歳で結婚するまでは運動という運動はほとんど避けてきました。
結婚したら食生活が激変しました。
今まで偏食気味だったものが、きちんと食べるようになったせいか、どんどん太っていきました。
また、仕事でストレスを感じだし、晩酌の習慣がついたのもこのあたりかと思います。
それまで60キロを超えたことがなかった体重が、65キロを超え、健康診断では尿酸値が基準値をオーバーするなど、とても20代の体とは思えないそういう不健康な状態でした。
そして痩せるために毎日走ることを決意しました。
嫌いなことを習慣化するのには、ものすごく疲れます。
もちろん段階的にやっていったのですが、特に重視をしたのが運動することへの価値観を自分の中で上げていくことです。
運動することで筋肉をつけて、痩せていき、かっこいい自分になる、そう言い聞かせてきました。
もちろん、そのために周りからこの人は走るのが好きなんだと思わせるような工夫をどんどんしていきました。
あたかもスポーツマンのような服装をしたり、健康に気をつけているような食事をしたり、大会に出たり、その様な言動をしたり、仲間を作ったり、言い出したらキリがありません。
2、3年もすると、自分にかけた暗示、自己欺瞞は成功して、今では自分に嘘をついことすら覚えていません。
今、同じパターンで英語の習得についてやっています。
大してできないのにできるフリをして、周りから、そして、自分を囲い込む。
たまにできるものと勘違いされ、英語の案件が降ってきたりしますが、適当にこなしていきます。
自己欺瞞というと、何か悪いことのように感じますが、使い方によっては自分を変えるとても良い手法のように感じています。
かつて運動嫌いだった自分が、今では運動好きになったように、英語もそのようになる日を楽しみにしています。
本日のテーマは、 #人が自分をだます理由 の第5章 #自己欺瞞 からお送りしました。
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