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自己欺瞞について考えてみた

これは凄い衝撃です。
人間には善の心と悪の心があることを知ってはいましたが、悪の心を持たないように精進しようと心掛けてきた訳です。
もはやこれは無駄な努力だったということなんですね。

私の悩みの中で一番大きいのが、自分が自己中心的であるということです。
まずこれを、自分がそういう人間だと認めるまでにすごく時間がかかりました。
そして、そういう人間だということを理解したら、すごく気が楽になったことを覚えています。

その悩みの中で、どうしても家族よりも自分を優先してしまう自分に悩んできました。
これは、家庭内別居状態にある妻との話し合いの中で毎回責められる点です。
私はある時に家族よりも自分を優先したいということを妻に伝えました。
もちろんそれからの関係はさらに悪化しました。
しかし、自分の心はどうかというと、ものすごく安定しました。

今回のテーマは、自己欺瞞。
自己欺瞞は悪だと決めつけてきました。
この本から、人間という動物は、自己欺瞞をするのだとしています。
これは、私の悩みの全てが吹っ飛ぶほどの衝撃です。
問題を抱えている妻との関係も、仮にこれを妻が理解したとするならば、関係は改善するでしょう。

一人一人が自己中心的だとしたら、社会は成り立ちません。
社会を円滑に進めるためには、協力的でなければなりません。
ということは、表面的には本来持っている自己中心的な自分を隠さないといけないということになります。

あたりまえのことですが、このポイントすごく大事です。
私は自己開示することで気分が良くなり、それをし過ぎたと気づきました。
弊害が出てくるということです。
自己開示していい場所を持ちつつ、社会では裏表を使い分けねばならない、
このバランスが大事なんだということに気づきました。

少し妻に対して本音をぶちまけすぎたと反省しています。
表と裏を使い分けるということは、何かしら悪いイメージを持っていましたが、これが普通なんだということを理解すると、やはり使い分けは重要です。

自分は自己中心的だということを理解した上で、社会と接する面においては、表をうまく使う、そして、利害関係のない仲間や場所を持ち、本当の自分をさらけ出せる、そういう場所が必要なんだということを。

#人が自分をだます理由 #自己欺瞞 #読書感想文 #連続投稿80日目


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