【映画】~矛盾を恐れるピエロ~『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』
今回は2017年のアメリカ作品「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」です。
*若干のネタバレがあります。
【あらすじ】
主人公たちは死なない。
死ぬとタイムパラドックスが起こるから。
【感想】
主要メンバーらが子どもであるため、子どもの観賞も考えられるにもかかわらず、遠慮なく残酷描写を入れていてグッド。
「学校の怪談」シリーズとは毛並みが違います。
……とはいうものの、そもそもピエロを過剰に怖がるのはアメリカ人くらいです。
日本人の場合は、夜道を一人歩いていて、街灯の下に斧を持ったピエロが笑いながら立っていたとしても平気です。粛々と通報するだけです。
ですので、本作品も、
「ふーん巨大グm…ピエロか。」
というように大した恐怖もなく…
しかも本作品のピエロは、主人公たちを幾度となく襲うものの、決して死なせません。
時には観客が「そのスピードなら追い付くだろ!」「何故そこで待つ!?」「とどめ刺せよ!」と困惑するほどです。
安心安全のピエロでした。
なお、『道化死てるぜ!』の三輪車シーンを超えるピエロ描写シーンはありませんでした。
【結論】
ヒロインのその後の家庭環境が心配。
ではまた。
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