BYDってどんな会社なの?【歴史編】
皆さま、こんにちは。
私は、中国EV専業メーカー「BYD」正規輸入販売店・BYD AUTO 名古屋北の後藤です。
今回は、【BYDってどんな会社なの?】と題し、2023年1月に日本市場に進出した「BYD」について、これまでの歴史を中心にご紹介いたします。
元々はバッテリーの製造会社でした。
BYDは1995年2月、創業者・王伝福によって中国・深センで創業した、バッテリーメーカーで、資本金は日本円で5,000万円。
従業員はわずか20人程度の小さな会社でした。
元々、創業者の王伝福は1966年、中国・安徽(あんき)省の田舎町に生まれ、中国国内の大学、大学院に進学した秀才と言われており、バッテリーの技術を学びました。
その後、北京の国有研究機関に入省し、3年目には電池開発の研究室室長に大抜擢されました。
ただ、携帯用電池の需要が今後高まると革新した王は研究機関を辞職。
BYDの創業に至りました。
BYD創業3年後の1998年12月には、当時欧州の企業との取引が多かったことから、オランダ・ロッテルダムにBYD初の海外拠点「BYD Europa」を設立。
2000年、創業時から借りていた工場を返却し、BYD工業団地を建設。
同時期、アメリカの携帯電話端末大手・モトローラと取引を開始し、中国メーカー初のリチウムイオン電池サプライヤーとして認定されました。
その2年後には、フィンランドの携帯電話端末大手・ノキアとも取引を開始し、こちらも中国メーカー初のリチウムイオン電池サプライヤーに認定。
創業から8年、自動車事業に参入。
創業から8年が経過した2003年、中国国営の自動車メーカーを買収し、自動車事業を開始。
2005年7月、BYD日本法人「ビーワイディージャパン」を設立。
また同年9月には、およそ2年で開発した小型車「F3」を中国市場に投入しましたが、あまり売れなかったそうです。
2008年、BYDを大きく変える出来事が起きました。
世界的投資家であるウォーレン・バフェット氏が率いる「Berkshire Hathaway Inc.」による出資で、世界が注目する企業になりました。
そして同年、世界初・量産型プラグインハイブリッド自動車を開発。
ボディー成形の品質をより高めるため、日本企業・オギハラの館林工場を2010年にグループ化しました。
この技術はBYD ATTO3をはじめ、BYDが世界に届ける自動車全てに詰まっています。
世界が注目する企業へ成長。
2015年に国連で開かれた世界戦略会議で王会長は、中国企業の唯一の代表として「科学的な慈善、革新的な慈善」をテーマにスピーチ。
同年、イギリスでは6.6億ポンドの2階建てバスの契約を獲得。
ちなみに6.6億ポンドは日本円に換算するとおよそ1,000億円。
BYD製の世界初ゼロエミッション2階建てバスはイギリス国民だけでなく、世界中の旅行者を各地へ届けました。
また、同年、日本でも中国メーカー初のEVバスの納入を開始。
今では日本国内のおよそ7割のEVバスシェアを獲得するまでに成長しました。
2016年にはアウディのトップデザイナーだったヴォルフガング・エッガーが
BYDのデザイン部門トップに就任。
そして2020年、新型コロナウイルス感染症が世界で流行すると、いち早くマスクや消毒液などの衛生用品の製造を開始。
日本全国におよそ49万枚のマスクを寄付しました。
EV化の加速は止まらない。
同じく2020年にBYDは電気自動車を中心とするEV専業メーカーとなり、最新技術「ブレードバッテリー」や「e-Platform 3.0」などを開発。
2021年5月には電気自動車を中心とするNEVの累計販売台数が100万台に到達。
200万台にはおよそ1年間で、300万台にはおよそ半年で到達するなど、急速な成長をみせています。
特にタイではBYD製の乗用車の販売開始後、1ヶ月で1万台の受注を獲得。イスラエルでも1ヶ月で2,300台を超える受注を獲得するなど世界から高い注目を浴びています。
そして2023年1月末、ついに日本市場に進出。
ミドルサイズSUV「BYD ATTO 3」を皮切りに、コンパクト「DOLPHIN」やセダン「SEAL」を今後日本のお客様にお届けいたします。
このようにバッテリー製造をメインに創業したBYDは、そのバッテリーと半導体の製造技術を余すことなく活かすことのできる電気自動車分野に速やかに移行することで、世界から注目される企業へ成長しました。
そして、2022年の電気自動車販売台数は、アメリカのEV専業メーカー・テスラを抜き、ついに世界1位を記録しました。
※電気自動車はEV/PHEV/FCVの総称。
※出典:マークラインズ株式会社
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双日オートグループ東海株式会社
BYD AUTO 名古屋北
担当:後藤
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