見出し画像

自分をないがしろにしていませんか? 他人に合わせて辛くなるのをやめる方法 通読目安:8分

あなたをコントロールしようとする人、それに対して反論したらキレるような相手は捨てていい、というお話です。


依存心が強い人が陥りがちかなと思います。
人に合わせて自分を疲弊させてしまう、というやつ。

自分の本心で、たとえば仕事で、こういう進め方でいい?
って言われたときに、いいよっていうのは別にいいし、ご飯を食べに行って、場所は任せるよっていうのもいい。

でも、そこに異論を持っているのに、何も言わないのは、自分の意志がないと思われるか、こいつは俺の言うこと聞く人間と思われるか、です。
しかし、それぐらいならまだいいです。
いや、良くはないかもだけど、実はそういう性質は、さらに厄介な問題を引き寄せることがあります。


■DV(ドメスティック・バイオレンス)のパターン

相手がおかしいのに、自分を押し殺して従ってしまい、辛い思いをすると言えば、暴力を振るう男と付き合ってしまう女性ですね(最近は逆パターンもあるようですが)。
DVとかするような男は、自分の弱さを受け入れられず、やり返さない相手を支配した気で調子に乗ってる程度の人間なので、改善を期待しても無駄です。さっさと別れたほうがいいと、僕は思います。

優しいときもあるかもしれませんが、それはDVの三部構成パターンの一部です。
このパターンは、3つの次期で構成されています。

最初が、緊張形成期。
この次期は、被害者は加害者に迎合的になり、加害者から八つ当たりをされても、この程度でよかったと思うようになる傾向があります。何がきっかけになるか分からない、爆発期を予測して、強いストレスを感じている状態です。

そして次に来るのが、爆発期。
緊張形成期で高まった緊張が、何かをきっかけにして爆発、抑制の効かない激しい暴力になります。
一般的には、この次期は2~24時間程度で収まりますが、一週間以上という長期に渡ることもあり、場合によっては、命の件を感じるかもしれません。

そして最後が、開放期、ハネムーン期とも言われる次期です。
ここになると、加害者は被害者に、自分が悪かったと謝罪し、今度こそ変わる、みたいなことを言い出します。
君がいないと生きていけないとか言い出すのも、この次期です。
こうして、深い優しさや愛情を見せられ、被害者は混乱しながらも、やっぱりこの人は私のことを愛してくれる、と考え・・・自分に信じさせ・・・関係を修復。
でもしばらく経つと、また緊張形成期に戻り・・・というループになります。
これが、暴力のサイクルモデルと呼ばれる、DVのパターンです。


■相手は本気で変わる気はない

本当に変わると決断したなら、何かしら行動に出るはずですが、このサイクルを繰り返す加害者は、何もしません。
変わるつもりもない。
そして、そういう人間が、盲目的に自分を信じ、口先だけで謝れば、分かったと言ってくれる被害者の優しさや依存心につけこみ、支配を繰り返します。

よって、DV被害者にありがちな、この人は私が変えてあげなきゃ・・・
みたいなものは、残念だがら無意味と言えます。
相手に、変わる気などないのですから。

そんな男のために、時間を使うのも、辛い思いをするのも、自分に対する侮辱です。
自分を大切にしていない、ということになります。
きっと、DV男に本気で別れると言ったら、今度こそ変わるとか、場合によっては泣き出すとか、自殺するとかいい出すかも知れません。お得意の、おまえがいないと生きていけないも飛び出すことでしょう。
しかし、どんなに後ろ髪を引かれる思いがあっても、バッサリ切り捨ててください。
そこで思いとどまっても、相手は変わらないので。
ただし、本気で別れを告げる場合、逆ギレされる可能性もあるので、そこは考慮して対策しておくことが大事です。

と、長々と書いてしまいましたが、今回の話は、DVの話ではありません。
様々な事情はあるにしろ、DVされているのに、その状況を受け入れている(自分を大切にしていない)ということが、今回の話に繋がるところなのです。


■自分をないがしろにしてはいけない

DVの例は、極端に思えたかもしれませんが、いずれにしても、人に合わせてばかりいると、相手にナメられることに繋がるのは確かです。
大事にもされません。
だから、複数の選択肢を持つことを意識してみましょう。

会社でもそう。人間関係でもそう。
ブラック企業とか、理不尽なこと言ってきますよね。
そのときに、じゃあ辞めますって言えるようにしておくこと。
暴力を振るう男が恋人なら、もう無理、さよならと言えるようにしておく。
友人関係でも、あなたを都合よく使おうとする相手とは、いつでも離れられるようにしておく。

上の例で言うなら、会社をクビになっても、違う職場で働ける力を持っておくとか、彼氏が暴力を振るい始めたら、すぐに別れて違う相手を探すとか、都合よく使おうとする友人がいるなら、そいつを切っても他の友人がいるという状態にしておくとか、そんな感じです。

そんなこと言われもすぐには無理!
と思ったかも知れませんが、そうできるように、積み重ねておくことが大切です。
すぐにできないことは気にしない。

会社にしろ、友人にしろ、恋人にしろ、依存しない状態を作っていくこと。
そのために行動し、行動を続けていくことが大切です。

恋人と別れても、趣味とか友人とか仕事とか、打ち込めるものがあったり、話をできる相手がいれば、乗り越えられるので。辛いは辛いでしょうけど、乗り越えられる。
でも依存してると、それを失うことは、世界から灯りが消えることと同義になってしまうので、非常に危険です。
相手が意図的に依存させようとしてるなら、それは洗脳しようとしてるのかもしれませんしね。

自分の内側から出てくる声を聞いて、それを尊重し、自分をないがしろにしない、自分のことは自分で守る。

まとめると・・・

・他者に依存しないこと
・自分の声を聞くこと
・自分の気持ちを尊重すること

この三つを意識して、自分で守ってあげてください。
大切な自分ですからね。


みなさんに元気や癒やし、学びやある問題に対して考えるキッカケを提供し、みなさんの毎日が今よりもっと良くなるように、ジャンル問わず、従来の形に囚われず、物語を紡いでいきます。 一緒に、前に進みましょう。